じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

NHKゴガク「まいにち中国語」で中国語の勉強をはじめた

 チームのメンバ4人のうち私以外全員20代前半中国出身という環境なので、中国の文化を知るという意味でも中国語の勉強を始めることにした。
 中国出身のメンバはまだ若く、まだ日本語も勉強中という状況なので、日本語も学びながら業務をこなすというなかなか大変な環境に置かれている。ゆっくり日本語で話したり、日本語で日本語を教えることはできなくもないのだが、せっかくなら、「中国語ではこういう表現だが、日本語ではこうだ」、「中国語と日本語で同じ意味だ」、「中国語と日本語で同じ漢字なのに全然意味が違う」などもっとディープな面白さに気づけると良いと考えてのことだ。

NHK語学講座はスマホでストリーミング再生できる

もはやNHK"ラジオ"ではない

 昔はNHKラジオ語学講座などという呼び方をしていたをしていたと思う。中学生の頃は基礎英語1、基礎英語2、基礎英語3とラジオを録音しては何度も聞いて勉強していたのを思い出す。しかし、そんな時代はとうの昔。いまや、スマホアプリでNHKの語学講座は聞けるようになっている。NHKゴガクのアプリはAndroid版とiOS版が用意されていて、もはや「ラジオ」という言葉は使われておらず、「NHKゴガク」になっている。

ログイン不要でストリーミング再生できる

 かつてはNHKゴガクのアカウントを作成してログインさせていたこともあったが、今はログイン不要で画面を開けばブラウザでも再生できるし、アプリでも再生ができる。ログインの手間がないので、すぐに始めようと思ったその時からすぐにNHKゴガクが聞ける。環境はすでに整っているので、やらない言い訳にはならない。

スマホアプリは画面OFFで再生できる

 ブラウザで再生できることはもちろんのこと、スマホアプリを使えば画面をOFFにしてもバックグラウンド再生ができる。アプリが登場する以前からスマホのブラウザで再生することはできたが、再生した状態でスマホをポケットに突っ込むというようなことができなかった*1

声調確認くんで中国語の発音を確認できる

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声調確認くんの画面
 まいにち中国語には、中国語の発音の中でも特に重要な声調をアプリで確認することができる。中国語の声調は4種類あり、日本語の「あ」に近い発音でいうと、

  • 第1声 ā 高い平らにまっすぐ
  • 第2声 á 「え!?」のように下から上に上がる
  • 第3声 ǎ がっかりしたときの「ああ」
  • 第4声 à カラスの鳴き声「かー」

 これは言うなれば音楽におけるメロディやピッチと同義で、カラオケの精密採点よろしく音程を確認してくれる。ここで出てくるzhèは第4声日本語で言う「これ」という意味だが、音程を間違えると別の意味の言葉になる。

 キーボード入力をピンイン入力にして漢字の変換候補を見てみるとこうなる。

  • 第1声f:id:jippahitokarage:20190515211104p:plain
  • 第2声f:id:jippahitokarage:20190515211116p:plain
  • 第3声f:id:jippahitokarage:20190515211449p:plain
  • 第4声f:id:jippahitokarage:20190515211041p:plain

まいにち中国語 4月の内容

中国語の発音

 第1週〜第2週にわたってまずはピンインとその発音を学ぶ。ピンインは日本語でいうところのひらがなにあたるので、漢字の上にこのふりがなが振られていれば読むことはできる。
 はっきりいってこの2週間にわたる発音だけの中国語講座はとても苦痛でつまらなかった。

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中国語基本音節表

挨拶や簡単な自己紹介

 中国語で最も有名な言葉とも言える你好nǐ hǎo、そして谢谢xiè xie。ピンインを正しく学んだ人からすると谢谢は日本語でいうところのシェイシェイではなく、シエシエのほうがより近いことがわかる。
 このあたりから少しずつ中国語が面白くなってくる。

 你姓什么?
 (あなたの名前はなに?)

 我姓王,叫王维。
 (私の名字は王で名前は维です。)

 哦,我也姓王。
 (え、私の名字も王です)

 是吗?
 (そうなの?)

 4月終了時点でこれくらいのレベル。4月から始まった中国語会話が声調の話ばかりで苦しかったが、ようやく英語でいうところの、What is your name ? I'm Andy. くらいなところまできて安心した。

*1:Androidの機能でブラウザが再生している音声をバックグラウンドでキープすることもできたが、一度画面OFFにして音声を停止させていから、通知画面現れたブラウザ用の音声の再生ボタンを押すという特殊な操作が必要だった