【ID・パスワード方式】freeeやMFクラウド確定申告からは利用価値なし
新しい方式として、マイナンバーカード方式とID・パスワード方式が始まり、確定申告をID・パスワード方式で済ませたという人の声を聞いている人もいるかもしれないが、この方式には大きな制約があるため注意が必要だ。
新しい申告方式「ID・パスワード方式」
ID・パスワード方式の致命的な制約
外部サービスで作ったファイルをアップロードできない
これは、致命的な制約と言って良い。
最近では、freeeやMoneyForwardクラウド確定申告などクレジットカードや銀行と連携して帳簿を付けている人も多いと思うが、ID・パスワード方式で申告する場合、これらのサービスからエクスポートしたデータをアップロードする形での確定申告はできない。
freeeの見解
e-tax利用の簡便化対応について
e-tax利用の簡便化に伴い、マイナンバーカードおよびカードリーダーをお持ちでない「ID・パスワード方式」の方は会計freeeからe-taxソフトでのご提出はできません。この場合、会計freee上で提出方法を「税務署で提出」または「郵送」に変更しご提出いただくか、国税庁のe-taxサイト「確定申告書等作成コーナー」にて会計freeeで作成した決算書を元に金額等を入力してご申告ください。
MoneyForward クラウド確定申告の見解
マネーフォワード クラウド確定申告からエクスポートしたデータ(xtx形式)は、インストール型のe-Taxのみに対応をしております。
そのため、ID/パスワード方式のe-Taxをご利用される場合は、マネーフォワード クラウド確定申告で作成した青色申告決算書の内容をもとに、「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」にて申告書を作成し、そのデータをe-Taxへ送信してください。
ID/パスワード方式でe-Taxを利用しています。マネーフォワード クラウド確定申告のデータを取り込めますか。 | マネーフォワード クラウド確定申告
国税庁の見解
※ ID・パスワード方式は確定申告書等作成コーナーでのみ利用できます。
e-Tax利用の簡便化について教えてください。|e-Tax
ID・パスワード方式の場合、完全に二度手間になる
わざわざfreeeやMoneyForawrdクラウド確定申告で確定申告書Bと決算書を作っているにも関わらず、国税庁のサイトで、それを転記しなければならないという二度手間になる。これはまったく許容できない。
故に、ID・パスワード方式は採用できないので、私はこれまで通りカードリーダーとマイナンバーカードを利用した確定申告を来年以降も継続する。