じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

【買い】DJI Osmo Pocketで 1年間撮り続けた感想

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DJI Osmo Pocketが発売されてから1年が経った

 Osmo Pocketが発売された1年前Youtuber界隈で大盛りあがりを見せていたOsmo Pocketだが、手に入れてから実際に使い込んでどうだったのかという情報をあまりみかけないので、良いところ、残念なところも含めて私の感想が参考になれば。

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DJI Osmo Pocket
 結論から言えば"買い"ではあるけれど、DJI Osmo Pocketがどのような製品なのか、どのような人に合っているのかというところはおさえておいたほうが良い。

DJI Osmo Pocketが優れているところ

軽くて持ち運びしやすく起動が速い

 もうすぐ2歳になる子どものパパをやっていると、自然と子どもの動画を撮影する機会がとても多くなる。子どもと出かけるときというのは、ベビーカーを押していたり、子どもの飲み物を片手に持っていたり、抱っこしていたりと、なにかと手がふさがりがちなので、ポケットに入れておいて撮りたいと思ったその時にすぐに取り出せて記録ができるというのはとても良い。

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DJI Osmo Pocketの本体とケース
https://www.youtube.com/watch?v=jS-7aSIEJ3M

 もちろん、今どきのスマートフォンなら、それなりにハイスペックなカメラがついているので、いつも持ち歩いていてすぐ撮影するということにはそれほど困らないかもしれない。ただ、スマートフォンのバッテリやディスクの容量を気にしながら動画を撮影するよりも、動画専用のデバイスを持ち歩くほうが気兼ねなくバンバン撮影できるので、専用機、かつ、小型で持ち歩きやすいOsmo Pocketがちょうどよい。

画面端の歪みが少ない

 軽くて持ち運びがしやすくて起動が速い動画撮影のカメラと言えばGoProを思い浮かべる人も多いと思うが、私はあのGoProの広角ゆえの画面端ブンニョリがどうしても好かない。

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Osmo Pocketは画面端のまっすぐな線も歪まずに表現される
https://www.youtube.com/watch?v=sP88U9DQKn4

もちろん、あとから撮影したあとでエフェクトを使ってレンズの歪みを補正するということもできないわけではないが、ソフトウェアで加工するのであれば、いずれにせよ画面端の一部切って捨てられることになる。できるだけソフトウェアには頼らず物理的な光学系で撮影し、ソフトウェア手ブレ補正に頼らず、3軸ジンバルでスタビライズされ、物理的な手ブレもOsmo Pocketはとても優秀だ。

画角がちょうど良い

 テーブルでの食事のシーンを撮影するもよし、バストアップを狙うもよし、景色を撮影するもよし、どれも切り捨てることなくちょうどよく設定されている。感覚でいえば、スマートフォンのカメラよりも少しせまいくらいで考えるのが良い。

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テーブルの上からポートレートから景色までフォローできるちょうどよい画角
https://www.youtube.com/watch?v=sP88U9DQKn4

 Osmo Pocketが発売されてからのYoutuber界隈ではほとんどの人が「自撮りをしようとすると、かなり腕を一生懸命伸ばさないと収まらない」という点についてネガティブに評価をしていた。スマートフォンのカメラであれば、軽く手を伸ばす程度で自撮りが簡単にできるかもしれないが、Osmo Pocketは目一杯手を伸ばしてようやく自分が画角に入るか、といった感覚。
 確かに、事実は事実だが、一般の人はYoutuberのようにそこまで一生懸命自撮り動画を撮影したりはしない。逆に、手元のものや遠くに見える景色を、見たものを見たままに撮ると、そのときに体験したときの映像がそのまま残せるくらいの感覚なのでむしろとても扱いやすい。

子どもの目線での撮影やあおり撮影がしやすい

 片手にOsmo Pocketを握り、手をまっすぐに下ろした状態にし、Osmo Pocketの目だけ水平方向に向けることで、子どもと同じ目線の動画撮影ができる。

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子どもを追いかけながら撮影する様子
https://www.youtube.com/watch?v=jS-7aSIEJ3M

わざわざしゃがみ込む必要がなくストレスがないので、ふとした子どもの動きや表情を子どもの目の高さからしっかりおさえられる。普段は上から眺めることが多い子どもの表情を、子どもの目線から撮影すると、より臨場感のある画が撮影できる。

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子どもの目線に合わせた撮影
https://www.youtube.com/watch?v=jS-7aSIEJ3M

 また、同様に建物など大きく見せたい被写体に対して、下から見上げるいわゆる「あおり」も撮りやすい。Osmo Pocketの目は画面から上下に自在に動かせるので、目だけを上方向に向けることで、あおることができる。こちらも、わざわざしゃがみこんでファインダーをのぞき込むような姿勢になる必要はないので、簡単にあおりの画を撮ることができる。

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子どもの足元をねらったシーン(おそらくエクステンションロッド利用)
https://www.youtube.com/watch?v=jS-7aSIEJ3M

さすがにここまで地面スレスレを狙おうとすると、しゃがんだり腕を目一杯伸ばさないと厳しい。映像上はさも手で撮影しているかのように見えるが、おそらくエクステンションロッドを使ったほうがこのような画は撮りやすいだろう。

自然な姿勢で撮影ができるので、いつでも撮影可

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歩きながら撮影する様子
https://www.youtube.com/watch?v=sP88U9DQKn4

 上述のように、Osmo Pocketの目は自在に動かせるので、姿勢には自由が利く。いかにも「いま動画撮影してます!」というような姿勢にならなくても、自然に歩きながらの撮影ができるが良い。旅行中のなにげない移動シーンも、3軸ジンバルで手ブレのないスムーズな画を収めることができる。

音声入力の品質は十分

 良いとは言えないが、手軽に使える4Kカメラとしては十分と言って良い。感度は設定でコントロールできるが、抑えめにしないと音を拾いすぎてしまうほど。被写体が話している様子などは音声の別撮りなど不要で、Osmo Pocketだけで完結するのはとても良い。

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DJI Osmo Pocketを買ってから気がついたこと

Osmo Pocket本体のアクティベーションが必要

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DJI Mimoを使った Osmo Pocketのアクティベーション
 Osmo PocketはAndroidとiOSで提供されるDJIのアプリDJI Mimoと連携することができる仕様になっている。例えば、撮影したデータをスマートフォンに転送する、あるいは、Osmo PocketをUSB-CまたはLightningでスマートフォンと接続した状態で、スマートフォンを撮影時のモニタリング用画面として利用することができる。
 逆に、Osmo Pocket本体をDJIのアプリと連携することで行われるアクティベーションをしなければ、本体を利用できない仕組みになっている。開封の儀の直後にすぐに撮影、ではなく、まずはスマートフォンにDJI Mimoをインストールした上でアクティベーションをする必要がある。

数分を超える長い動画はファイルが分割される

 こちらは、4Kと1080pで10分程度の動画を撮影したときのファイルの一部である。

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4Kと1080pで長時間撮影をしたときのファイルの一部

上記の通り、いずれも4GBでファイルが分割されている。4Kが5分27秒で切られているのに対して、解像度が低い1080pは4GBで保存できる時間が長いので7分29秒で切られている。
 ファイルはこの単位で生成されるので、1つの動画として扱いたい場合は分割されたファイルを結合させる必要がある。結合は、DJIのAndroid/iOSアプリであるDJI Mimoで編集することで一つの動画にすることができるが、ひと手間入るのでやや面倒かもしれない。

 ファイルが4GBで区切られてしまうのは、microSDのファイルシステムの制約かと思ったが、Osmo PocketでフォーマットするとexFATでフォーマットされるのでファイルシステム上は4GB以上のファイルも扱えるはず。つまり、4GB分割はファイルシステムの制約ではなくOsmo Pocketがあえて4GBでファイルを区切るようにしているのだろう。

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microSDフォーマットはexFAT

開発者の気持ちを考えれば、数GBのファイルをいつまでもオープンしたまま書き続けてファイルを壊すのはリスクなので、どこかで区切ってファイルをクローズしようというのは自然な考え方だと思う。まして、こんな小さな端末でメモリも十分に確保できないなかでやりくりしようと思うとこれが最善なのだろう。

4Kで撮りたいものなどそう多くはない

 そもそも4Kでどうしても見たい映像などなかった。というのが正直なところ。ちょっとした旅行の思い出を残そうと撮影する動画くらいであれば、1080pで十分だ。わざわざ4Kで撮影するとOsmo Pocketのバッテリーは消耗するし、Osmo Pocketが発熱するし、microSDもPCのディスクも容量がいっぱいになるし、編集にはハイスペックなマシンが必要になるし、4Kで撮るぞ!となるとそれなりに覚悟が必要なのだ。

 Premire Pro CCであれば、プロキシ*1を利用することで、それほどスペックが高くないマシンでも編集できないこともないが、単純にファイルサイズが大きいということが原因で、読み込みや書き出しも遅くなるので、面倒なことが増える。

 使いどころがあるとすれば、4Kから切り出して1080pに落とすなどが考えられる。とりあえず4Kで撮っておけばあとから編集でパンしたりズームしても1080pに落とすことを考えれば画質も気にならない、後の編集用とで高解像度で撮っておく場合は4Kで撮影する嬉しさはある。

 先日、初めての子どもの保育園のはっぴょうかいにOsmo Pocketに挑んだが、ステージ全体を子ども中心に4Kでのっぺりとっておいて、あとで自分の子どもにズームする1080pの画をつくることができた。4Kで撮ってさえあれば後でいかようにでも編集でなんとかなる。このような4Kの使い方はあれど、どうしても4Kで残したいものは自分にはそれほどなかった。

ファームウェアがアップデートが楽しみになる

 前述のようにOsmo PocketはAndroid / iOSを利用してDJI Mimoというアプリと連携することができる。DJI Mimoは動画を本体からダウンロードしたり、動画を編集できるほか、Osmo Pocketのファームウェアアップデートもできる。

 発売当初に気になっていた顔認識の精度が改善されたり、当初はDJI Mimo経由でしか使えなかったRAWで写真を撮影したり、感度をマニュアルで設定できるPROモードが、Osmo Pocket本体から設定できるようになったり、電源OFF時にケースにしまいやすいようにOsmo Pocketの目が自動的にケースに合うように向きを変えるなど、目に見える機能改善がぐんぐん進んでいくので、Osmo Pocketが少しずつ育っていく感覚すら覚える。これが今どきのハードウェアの在り方なのかもしれない。

 一昔前のようにリリースしたら最後、リコールするしかない、ではなく、とりあえず荒削りでも、とにかくユーザの手元に届け、ユーザからの声を聞きながら、優先度の高い改善や機能の実装から順番にやっていく。私はといえば、次はいったい何を変えてくれるのかと、ファームウェアのアップデートが少し楽しみであったりもするくらいだ。

microSDは128GBも必要ない

 4Kが撮影できるなら、とはりきって128GBのMicroSDを用意したが、実際には128GBも撮り終える前に、バッテリのほうが先に切れる。これはバッテリーの持ちが悪いということを言いたいのではなく、単純に128GBという容量が大きすぎるという意味である。

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Osmo Pocketのバッテリ仕様
DJI Osmo Pocket – スペック、FAQ、ビデオ、チュートリアル、マニュアル – DJI

 バッテリに関しては、カタログスペック上は1080p/30fpsで140分撮影できることになっている。140分、2時間20分というのは撮影時間としては十分過ぎる時間だ。むしろ、2時間20分も撮影したデータがあるとすれば、編集はさぞかし大変で、2時間20分ものクリップを確認した上で取捨選択して、編集し、動画として作り上げていく。これは相当大変な作業になる。考えるだけでもぞっとする。実際に撮影するのは、瞬間瞬間のイベントであったり、特殊なシーンを切り取ろうとするはずなので、2時間20分も撮影できれば十分だ。

 Sandiskの目安から行けば、140分を撮影を使い切ろうとすると1080p(フルHD)を2時間40分撮影できる64GBで十分ということになる。

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メモリーカード選びの容量目安(Sandiskより)
How To Choose SD

エクステンションロッド(自撮り棒)はなくてもなんとかなる

 Osmo Pocket 用に公式のエクステンションロッドが売っていて、とても魅力的なので何度か買おうか迷ったが、現時点ではエクステンションロッドは購入していない。エクステンションロッドを使うことで、地面スレスレからアングルの撮影しやすくなったり、手を伸ばして頭の上から疑似ドローン撮影のようなこともできるようになり、表現の幅が広がるであろうことはわかっている。

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DJI Osmo Pocket エクステンションロッド利用シーン

 ただ、やはり私がOsmo Pocketに期待するところはまさにPocketであり、ポケットからすぐに取り出して撮影ができるというところを捨てたくないという思いがあり、購入に至っていない。

3軸ジンバルに負荷がかかると保護のためモータの動きを止めてくれる

 Osmo Pocketの目は3軸のモータで制御されているため、Osmo Pocketの首をモータ制御と反対方向に負荷をかけると故障の原因になる。

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Osmo Pocketの装置説明
 
https://dl.djicdn.com/downloads/Osmo%20Pocket/Osmo_Pocket_Quick_Start_Guide_v1.2_jp.pdf

 Osmo Pocketはそのあたりを考慮されて設計されているため、モータの動きを妨げるような負荷がかかった場合は、モータ制御を諦めてOsmo Pocketの首がだらりんと力が抜けて保護されるようになっている。この部分はとてもモータ機構に易しい作りになっていて感心した。

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DJI Osmo Pocketが今ひとつなところ

付属ストラップがケースにしかつけられない

 Osmo Pocketは製品を収納するケースとケースに取り付けるストラップが付属している。通常持って歩くときは、ケースに入れてストラップを手首にまく形でもちあるくことになる。しかし、Osmo Pocketを使うときはこのケースから取り出して使うことになるので、Osmo Pocket本体は手でホールドする以外に手とのつながりがなくなってしまうので、うっかり手をすべらせるとOsmo Pocketを落とす危険性がある。

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Osmo Pocketのカバーの仕組み
https://dl.djicdn.com/downloads/Osmo%20Pocket/Osmo_Pocket_Quick_Start_Guide_v1.2_jp.pdf

 Osmo Pocketは起動時間が速いので、常に手に握りしめたまま、撮影したいものがあったら電源を入れて撮影するという使い方が多い。このときもずっと手でしっかりホールドしながら、落とさないように、落とさないようにと気を遣わなければならないところにストレスを感じる。

 どうやら、このあたりはサードパーティのツールで補完できるようなものもありそうなのでこのあたりを試してみるのが良いのかもしれない。1年も使い続けながら、この記事を書いているときにこのストラップの存在を初めて知った。

DJI Mimo経由のファイルを転送が遅すぎて使い物にならない

 Osmo Pocketで撮影した動画は、DJI Mimoでスマートフォンにダウンロードして編集することができる。しかし、このDJI MimoによるOsmo Pocketからの動画ダウンロードが遅すぎて全然使い物にならない。

 私は、DJI Mimoで動画を吸い出さず、MicroSDを取り出して、カードリーダでMacOSに読み込ませるようにしている。おそらくDJIサイドとしては、DJI Mimoで吸い出してもらうという想定でアプリケーションが実装されているのだと思うが、カードリーダで読みだしたほうが数倍速い。

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(A)Osmo Pocket⇔DJI Mimo と(B)Card Reader⇔MacOSの比較

 わざわざ、Osmo PocketにはUSB-CとLightningが付属していて、いつでもどこでもDJI Mimo経由でファイルを転送できることを売りにしているにも関わらず転送がくっそ遅い。この仕様について、にわかに信じがたかったので、DJIサポートにも聞いてみた。

回答は以下のとおり。

8月6日 CST09:29 DJI Support(#2257233)より

【About Speed (A)】
Because the video saved in the APP Mimo can't play directly in your iPad pro. If you download the video from the APP Mimo, the video will be transcoded and downloaded together. So the download speed (A) will be slower than 90MB/s.


【(A)のスピードについて】
Mimoに保存されている動画はiPad Proで直接再生することはできません。Mimoで動画をダウンロードする際、iPad Pro上で再生できるように動画を変換します。そのため(A)のスピードは90MB/sは出ないということになります。

え?本当?せっかくOsmo PocketはUSB-CとLightningが気軽にさせるように端子もセットで持ち歩ける仕様になっているのに、転送速度が15MB/sしか出ないなんて…。仮に、64GBの動画を転送しようとしたら、1時間以上かかる。今どきそんなに転送が遅い仕組みなんかある?

 だから、私はいまはDJI Mimoは全く使っていない。MicroSDを2枚用意し、撮り終えたら抜き出してカードリーダーに挿して吸い出すようにしている。そして、もう1枚のMicroSDを忘れる前にOsmo Pocketに挿してフォーマットする、という形で2枚をローテーションするようにしている。

 DJI Mimoの転送の遅さにイライラしている人は、MicroSDをカードリーダーで直接読み出すことも考えてみてほしい。せっかく読み込みが速いMicroSDを持っていても、DJI Mimo経由では転送速度が出ないのでもったいない。

モニタが小さすぎてもはや画面は見えない

 Osmo Pocketを買う以前は、初代Osmo Mobileを使っていた。
blog.jippahitokarage.com
 Osmo Mobileもかなり使い込んでいたので、Osmo Pocketの勝手はすぐに理解して使えるようにはなったが、Osmo MobileとOsmo Pocketの決定的な違いは「モニタ用画面が小さいこと」だ。

 Osmo Mobileのときはスマートフォンサイズの画面で録画しながらその様子を確認することができたが、Osmo Pocketの画面ではもはやどこが画角に収まっているのか、どこにピントが合っているのかなど確認のしようがない。ここで、DJI Mimoを使うことでスマートフォンをモニタとして使うこともできるのだが、それではなんのための"Pocket"なのかいう話になってしまうので、それはやりたくない。

 もはやこれは職人芸の域と言っても良いだろう。何度も撮影と編集を繰り返していくうちに、最近ではOsmo Pocketの目の方向からOsmo Pocketの目に何が映っているのかを脳内で補完できるようになってきている。今ではOsmo Pocketの画面はほとんどみていない。Osmo Pocketの目がどちらの方向に向いているかだけを意識するようにしている。ピントがどこにあっているのかはもうOsmo Pocket任せで、よろしくやってもらう。軽くて持ち運びが便利な分、そこはトレードオフということで捨てるしかないと諦めている。

付属品はたくさんあるが買うにいたらない

 前述のように、エクステンションロッドは魅力的ではあるが、せっかくのPocketにゴテゴテ色々なものをつけて身重にするのも違うと思うとなかなか手が出ない。同様に、NDフィルタや広角レンズなども試してみたい気持ちもあるけれど、付けたままで電源ON/OFFができなかったり、ケースにしまえなかったりと、別で持つアイテムが増えていくのもやはり許容できない。

 そもそも、画角や明るさを気にするほどの映像を撮るのであれば、Osmo Pocketではなく手持ちの一眼レフで動画を撮影することを選ぶので、やはり、Osmo Pokectの使い勝手を極めるためにいろいろなものを買うのはなにか違う。

まとめ

 総合評価としては「買い」。旅のおともにOsmo Pocket。きっと、もっと旅が楽しくなる。

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*1:編集のためだけに利用する小さなサイズの動画