大阪⇔別府 子連れで行くフェリー さんふらわあの旅
5ヶ月になる子どもを連れて出かけるとなると、やれ新幹線だやれ飛行機だと心労が絶えないだろうと考えてなかなか出かけられない。かといって、このゴールデンウィークまっただ中でレンタカーで移動となると運転の負荷や渋滞が懸念されることから安易には選択できない。
そこで、フェリーで移動するという選択をした。
フェリーは移動時間こそ長いけれど、寝ている間に移動できるというメリットが享受できる。同じ寝ている間に移動できる深夜バスとあえて比べるのであれば、多少お金を出せば個室で少し狭いホテルの部屋という感覚で過ごすことができるといったところだ。これは未確認ではあるが、周りの個室からは子どもの泣き声が聞こえてきたり、廊下で騒ぐ子どもの声が聞こえてきたりしたので、もしかすると、子連れのファミリーは極力部屋を寄せてくれるような船側の配慮が合ったのかもしれない。
さて、ここからはさんふらわあのテーマソングでも聞きながらどうぞ。
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一人になりたい時
二人きりになりたい時
誰かに会いたい時
風がささやく海の旅に
心を見つめる時
生きていると感じる時
命が燃えてる時
夢が広がる海の旅にさんふらわあ さんふらわあ
太陽に守られてさんふらわあ さんふらわあ
さんふらわあ 太陽に守られて 行こう
(作詞 増永直子 作曲 渋谷 毅)
公式には1995年にアレンジされたバージョンしか置いていなかったが、船内では出発時と到着時にテーマソング「さんふらわあの唄」が流れる。
昭和46年制作の割には今聞いても古さを感じない良い曲だと思う。個人的にはこの動画の1995年アレンジよりも、オリジナルの合唱風をあえて残したほうが良いと感がている。おそらく公式も、それゆえ船内ではオリジナルの方を流しているのだろう。
さんふらわあ(大阪⇔別府の客室の種類)
本来であれば、客室の名前を聞けばそれがどのような部屋なのかすぐにイメージができる名前にすべきなのだが、客室の名前は正直わかりにくい。部屋のランクの高い順にざっくり紹介する。
客室 | 大阪⇔別府航路 | フェリーさんふらわあ および
通常運賃・各種割引運賃 | 大阪⇔別府航路 | フェリーさんふらわあ
をもとに作成。正確な情報は公式を参照。
ごらんいただけるとよく分かるが、部屋を選択する観点として大きく分けて以下が存在する。
①ベッドの広さ
②貸し切りか否か
まずは、最上位のデラックスとファーストの間に①の大きな溝がある。デラックスはホテルのようなセミダブルのベッドが用意されているが、それ以下になるとすべて簡易ベッドまたはただのマットになる。ツーリストにいたっては60cmの幅しかないので、寝返りもできないレベルだと思って間違いない。また、②については、ツーリストはいわゆる雑魚寝でプライベートな空間はない。
そこでおすすめなのは、「ツーリストベッド」価格としては雑魚寝の「ツーリスト」よりは値が張るが、個室でゆったり過ごすことができる客室である。
2名以上で貸し切りにすることができ、電源もベッドに1つついているので、スマートフォンやPCの充電にも利用することができる。もちろん、不足人数分は追加でチャージが必要になるが、時期によっては追加チャージなしで2名貸し切りにすることができる。
さんふらわあでの過ごし方
大阪→別府であれば、出発したあとすぐに日が沈み、夜が開ける頃には別府に到着するという形なので、デッキにでて青空を見上げるというような過ごし方にはならない。基本的には寝ている間に到着するというイメージで良い。船内には、申し訳程度にFree Wi-Fiが用意されているが、回線が遅いばかりか、陸に近づかなければ回線をキャッチできないのか、ほとんど機能していなかった。船内ではインターネットを利用せずともオフラインで楽しめるコンテンツを事前に用意しておくか、ひたすら寝て過ごすことになる。
さんふらわあ第一ターミナルについて
さんふらわあの乗り場はATCのITM棟2Fにある
さんふらわあの公式サイト*1には、フェリーに乗るという観点でしか乗り場が紹介されていないので、乗り場のまわりになにがあるのか全く情報がない。行く前に最初から知っていたらよかったなという思う情報を共有しておきたい。
さんふらわあの乗り場は、ATC(アジア太平洋トレードセンター株式会社)のITM棟2Fにある。ATCはいわゆる総合商業施設らしい。ITM棟のITMはいったい何の略称かもよくわからない。もしかすると、大阪南港エリアの人々からするとおなじみの商業施設なのかもしれないが、大阪以外からさんふらわあに乗ろうという人にとっては、まったくよくわからないので事前に調べておくと良い。
いや、しかしATCという名前がイマイチ過ぎる。もっと「ららぽーと」みたいなもっとキャッチーな名前にすれば良いのに、ATCって…。
乗り場近くにコンビニもレストランもある
さんふらわあの中は、ビュッフェを提供するレストランがあったり、コンビニエンスストア相当のアイテムを揃えた売店があったりと、基本的に船内でも買い物は十分できるが、船にのる前に食事をとりたい、あるいは、買い物を済ませたいという場合も、乗り場の近くにコンビニもレストランもあるので、乗船までの時間に済ませることができる。
さんふらわあの公式ののりば情報には、この手の情報がなかったので、行ってみて初めて気がついた。このあたりは事前に知っていれば、船に乗るまでの間にATCで過ごす時間を作るなど他の過ごし方もあると思う。