じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

乳児を連れての旅行の強い味方 相模ゴム工業の使い捨て哺乳瓶chu-bo!

 0歳の子どもを連れて歩くときに避けて通れないのは授乳だ。個体差や方針によってもその頻度は異なるかもしれないが、おおよそ3時間おきに授乳の時間を取る必要がある。

 最近では出先に授乳室が用意されているということも多く、人が多く集まるような施設であればさほど場所に困ることはない。子どもを持つようになってから初めてわかったことではあるが、新幹線の中にも多目的室という名前の部屋があり、授乳の場所として使うことができる。

 とは言うものの、授乳室に先客があれば、終わるまでまたなければならないということもある。あるいは、突発的にぐずり出してしまい、すぐにでも授乳をしたいが、授乳室に移動するというよりも即座になんとかしたい、というケースもある。そんなときは、使い捨て哺乳瓶でミルクを作ることにしている。

相模ゴム工業の使い捨て哺乳瓶chu-bo!*1

 コンドーム大手のあの相模ゴム工業は、なんと使い捨て哺乳瓶も手がけている。コンドーム製造で培われた技術が、哺乳瓶の乳首に応用されているのだろう。特に私が選んだわけではないが、妻が特に意識せずに買ったものを詳しく調べてみると、製造元が相模ゴム工業だったということを知って驚いた。
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 簡単な使い方は後ほど説明するとして、子どもを連れて近所のイオンに出かけようというレベルではなく、授乳室が確保されない不確実な旅行のときは、これらのアイテムを用意することにしている。

 サーモスのボトルに自宅で熱湯を用意し、いざというときは相模ゴム工業の使い捨て哺乳瓶chu-bo!を組み立てて、お湯でミルクを作り、必要に応じて純水を足して温度をコントロールする。

 使い捨て哺乳瓶は構造が蛇腹になっていて携帯性も高く、組み立てたあとも非常に堅牢で、100℃の熱湯が注がれてもふにゃふにゃと柔らかくなってしまうこともない。非常に心強い。

chu-bo!の使い方

使い方は、公式にYoutubeの動画があるのでこちらを参照して欲しい。
youtu.be

 1点だけ動画通りに簡単には行かない部分がある。それは、ボトルの蛇腹を伸ばすところだ。この蛇腹は、非常にかたい。男性でもそれなりに力を入れないと伸ばすことがデキない。ボトルの説明書にも書かれて入るが、いっぺんに全体を伸ばそうとせず、片方ずつてこの原理を使って伸ばすことで、力を使わずに伸ばすことが出来る。これにはある程度慣れが必要なので、最初はボトルの蛇腹を伸ばすのに苦労するかもしれない。慣れればそこまで問題ではない。

月齢に合わせて加えさせる向きで吸い出し量を調整可能

 chu-bo!の乳首には一工夫ある。赤ちゃんに加えさせる向きによってミルクが出る量がコントロールできるようになっている。いったいどういうことなのか理屈がわからなかったので不思議に思って、乳首をよく見てみると、このようになっていることに気がついた。

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 乳首の切れ込みが一文字に入っているので、一文字と平行にくわえさせれば吸い出し量が少なくなり、一文字に対して垂直にくわえさせれば吸い出し量が多くなるという仕掛けになっているらしい。そして、斜め45度から加えさせればその中間という具合らしい。本当にそんなによろしく吸い出し量がうまくコントロールされるのかはわからないけれど、回転させることで吸い出し量がコントロールできるとうたっているのはどうやらこういうロジックらしい。

 1個250円ほどでたった1度きりで使い捨てる哺乳瓶と考えると高く感じるかもしれないが、本当のビンでできた哺乳瓶を持ち歩くことと比べればそのお手軽さはとても魅力的であるのは間違いない。

 懸念があるとすれば、乳首の好みが合うかどうかというところだろう。赤ちゃんによっては、特定の乳首でしかミルクを飲まないということもあると聞いている。幸い我が子は選り好みせず、この携帯用使い捨て哺乳瓶でも飲んでくれるで有効活用しているけれど、そもそも赤ちゃんに合わなければ元も子もない。まずは、自宅で試してみて、旅行にも使えるかどうか試すところからやってみて欲しい。

*1:公式には瓶ではないので、哺乳ボトルをうたっている