じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

大阪南港(大阪)⇔東予港(愛媛) 子連れで行くフェリー おれんじえひめの旅

 0歳児を連れての大阪⇔大分のフェリー旅行で味をしめた私は再びフェリーの旅に出かけることにした。

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 大阪南港出発でさてどこへ行こうかとフェリーを探していると、この夏に就航したばかりのピッカピカの新造船で四国に行けるという情報を手に入れたのでこれは行くしかないとすぐに予約をとった。

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新造船おれんじ えひめでゆったり過ごす船の旅

 時刻表はいたってシンプルで、大阪を22時に出て愛媛に朝6時に着く。その逆は、愛媛を22時に出て大阪に6時に着く。

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関西航路 東予-大阪|航路・時刻表・のりば案内|オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社

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オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社

 大阪と愛媛を結ぶ四国開発フェリーがこの2018年に新造船2隻を引っさげて就航する。

  • 2018年8年25日 おれんじ えひめ就航
  • 2018年12月6月 おれんじ おおさか就航(予定)

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これまでは、おれんじ8およびおれんじ7の体制だったが、おれんじ8はおれんじえひめにバトンを渡し、おれんじ7はおれんじおおさかにバトンを渡す形になる。

 Wikipediaによればおれんじ7が1995年就航、おれんじ8が1999年就航ということから考えれば実に20年〜25年ぶりの新造船への代替ということになる。えひめ・セブン・えひめ・セブン…と1日交代の現在の時刻表から、えひめ・おおさか・えひめ・おおさか…という形に変更になる。

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https://www.orange-ferry.co.jp/toyo_osaka/pdf/haisenhyou_120102.pdf

新造船2隻が出揃って迎える2019年より新運賃*1*2が開始になるということについて、東予港まで送ってもらったタクシーの運転手さんが残念そうに話していたが、運賃が改訂になるといっても、たかだか150円程度の値上げである。

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運転手さんの口ぶりからは、もっと値段が上がってしまうのかと想像していたが、この据え置き価格には四国開発フェリーの本気を感じる。おれんじ7とおれんじ8の2隻をえひめとおおさかに刷新し、フェリーの魅力をもう一度楽しんでもらおうという気概を感じる。

【要電話】スイート(和洋室) or スイート(和室)

 例によってフェリーの運賃や客室の種類は非常に分かりづらい。せっかくフェリーが刷新されても、予約システムは変わらないので今どきのWeb予約システムに慣れている人からするとかなりイライラするだろうと思う。

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 もうすぐ1歳になる子どもを連れての船旅だったので、子どもが動き回れるようにと和洋室をとったのが正解だった。本当は和室をとりたかったのだが、表を見ていただけると分かる通り、和室および和洋室はスイートの中でも数が少なく、すぐに埋まってしまう。しかも、Webからの予約だと特に和室や和洋室を指定するような項目はなく、特に何も言わなければ洋室に案内されてしまう。

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オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社

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オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社

 和室および和洋室のスムーズな予約方法としては、まずはWebからスイートを予約し、予約番号を受け取る。それから、オレンジフェリーに電話をして予約番号を伝えて部屋を「和室または和洋室にしたい」と改めて連絡するのが良い。

Web予約やWebの空席情報で部屋の種類まで特定できない

 こちらがWeb予約の画面である。乗船便を選択すると、等級を選択できるようになる。御覧いただけるとわかるが、「スイート」については、「特等(2人洋室)」という文字しか出てこない。そもそも「スイート」と呼んだり、「特等室A」と呼んだり、「特等」と呼んだり、呼び方がいろいろ登場するので本当にわかりにくい。

 ここで言う、「特等(2人洋室)」は、「特等室A(洋室) またの名をスイート(洋室)」のことである。前述の通り、Webからの予約の場合「特等室A(和室)と特等室A(和洋室)」は指定できないので注意が必要だ。

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 さらに空席情報でも同様に、「特等2名(スイート)」という列に○や×が書かれているが、ここで言う「特等2名(スイート)」はあくまでも「特等室A(洋室)」のことであり、「特等室A(和室)」と「特等室A(和洋室)」については別途電話での空席確認が必要なのである。

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 四国開発フェリーはWeb予約よりも電話でのオペレーションがメインになっている様子なので、Web予約で心が折れたら素直に電話してみたほうが早いかもしれない。

授乳室に電気ケトルあり

 部屋の蛇口からもお湯だけだせばほぼ熱湯が出るので、蛇口からのお湯で調乳できなくもないが、授乳室にはケトルがおいてあるので調乳できるようになっている。
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 この夏に就航したばかりということもあり、部屋はもちろんトイレや洗面台までホテルさながらの美しさ。来る12月6日には新たにおれんじおおさかも加わって大阪⇔愛媛の船旅が捗る。