飛行機で行く 高知やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム
成田から約90分 関空から約50分で高知へ
アンパンマンが大好きな子どものために、高知にあるやなせたかし記念館に行くことに決めた。さて、高知まで何で行こうかを考えたときに、すぐにジェットスターの関空⇔高知の路線の存在を知った。なんと関西国際空港から1時間もかからずに高知龍馬空港に行けてしまうというのだ。
今回の旅で利用した、関西国際空港から高知のアンパンマンミュージアムまでのアクセスは以下の通り。
楽天トラベルが発表した、楽天トラベルがこの秋に発表した「2019年 秋の国内旅行 都道府県別人気上昇ランキング」で第1位が香川県、第2位が高知県と、四国の2つの県が上位2位を独占したという*1。
第2位の高知県は、高知空港は昨年まではLCCの就航がなかったが、昨年(2018年)12月から成田~高知線と関西~高知線の2路線をジェットスター・ジャパンが就航したことで、LCCに乗って気軽に訪れるようになったことも大きい。
―LCC就航で大激変、いま四国で「観光客爆増」の意外すぎるワケ(鳥海 高太朗)*2
確かに片道 5千円程度で高知まで飛べるとなれば、大阪や東京からも高知が旅の選択肢に入ってくるかもしれない。
空港から高知市街はリムジンバスが便利
高知竜馬空港を発着する飛行機の便に合わせてリムジンバスが運行している。飛行機に多少の遅れがあっても、バスは接続してくれる様子だった。我々は空港で少し休んでから、次のバスに乗ろうとしたところ、到着の飛行機が遅れていたらしく、それに合わせて出発時刻を遅らせていた。
JR四国のアンパンマン列車
JR四国では、アンパンマン仕様のアンパンマン列車が運行されている。アンパンマンと電車が好きという我が息子にとってはうってつけの土地である。高知からやなせたかし記念館へは、土佐山田からアンパンマンバスが走っているので、土佐山田駅までの移動になる。
ただ、高知駅から土佐山田駅までは土讃(どさん)線でたかだか13分なので、無理して時間を合わせてアンパンマン列車にのるほどでもないかもしれない。土佐山田駅に止まる土讃線のアンパンマン列車は上り、下りで日に2本しかないので、アンパンマン列車を狙うなら運転日・運転時刻*3をよく確認したほうが良い。
JR四国のアンパンマンバス
土佐山田駅を出ると目の前に、アンパンマンバスのりばがある。
アンパンマンバスは外装も内装もアンパンマン仕様になっている。
土佐山田から、アンパンマンミュージアム前までアンパンマンバスで行くことができる。ただし、一部のバスはアンパンマンミュージアム前に止まらないものもあるので注意。アンパンマンミュージアム前に止まらないバスでも、1つ手前の美良布(びらふ)で降りてもアンパンマンミュージアムはすぐそこなので、歩いていける*4。アンパンマンミュージアムに止まるバスかどうかは、時刻表をよく確認したほうが良い*5。
土佐山田駅⇔アンパンマンミュージアム(620円 x2)をアンパンマンバスで往復することが決まっているのであれば、こちらの一日乗り放題きっぷを買うほうがお得だ。直接バスに乗ってから、運転手さんから買うことができるので行きのバスの中で買うのが良い。
やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム
それほど混雑もなくゆっくり過ごせる
神戸のアンパンマンミュージアムは人でごった返していて、子どもも芋洗い状態だったけれど、高知のやなせたかし記念館アンパンマンミュージアムはそれほど混み合っているという様子もなく、落ち着いて過ごすことができた。
外にはアンパンマンをモチーフにしたすべり台やブランコなどの公園もあってたっぷり遊べる。アンパンマン好きにはたまらない環境だろう。撮影は可だが、ブログやSNS等へのアップロードしての公開は禁止とのことで中の様子はなし。
だだんだん? だんだんだん?
アンパンマンに関して、最近わかったことがある。バイキンマンサイドのロボットとしてだだんだんがいるが、幼い頃に見たアンパンマンのテーマソングである勇気りんりんでは、「ジャムバタチーズ だんだんだん」という歌詞だったので、私はあのロボットはずっと「だんだんだん」だと思っていたが、どうやら「だだんだん」が正式名称らしいということだ。確かに、テーマソングの中で「ジャムバタチーズ だんだんだん」のタイミングであのロボットが現れていたので、ロボットとの関連は否定できないと思う。
むしろ、曲のリズムとして「ジャムバタチーズ だだんだん」と聞こえがちなので、そのようにおぼえていた人も多いかもしれない。どちらかというと、正式には「だんだんだん」だったのに、「だだんだん」で覚えられてしまっているので、そっちの寄せたのではないかと推測している。
まとめ
アンパンマンが大好きな子どもを抱える親には、関空、成田からジェットスターで片道5千円でいく高知の旅はおすすめできる。この四国旅行では、実は、さらに高知から高松にアンパンマン列車(土讃線)で移動し、高松から松山へとさらにアンパンマン列車(予讃線)で移動し、松山空港から伊丹空港に帰るという、四国をぐるりアンパンマンで巡る旅だった。同年代の友人や諸先輩方の話を聞いても、やはりアンパンマンは子どもから大人気な様子で、アンパンマンのコンテンツとしての強さを感じざるを得ない。
横浜や神戸だけでなく、やなせたかし先生のゆかりの土地である高知のやなせたかし記念館 アンパンマンミュージアムにも足を運んでみてほしい。