じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

「○○弱」「○○強」という言葉を間違えて覚えていた話

 100万円弱、1時間強など微妙な差を表現すると「○○弱」「○○強」という言葉の使い方を20代後半くらいまで間違えて覚えていた話。私の誤った認識はこうだ。

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 世間一般では、「弱」といえば「未満」であるということを20代後半まで知らなかった。また、こちらのNHKによる調査によれば、「弱」と「強」のその幅についても年代によってまちまちだという。
 そもそも「弱」「強」という表現に出会うことがあまり多くないこと、そして仮にそのような表現をする場面に出くわしたとしても、ざっくりした内容を伝える表現なので受け取り方が多少間違っていても特に問題にならないということが重なって、正しい意味を知る機会を逸してきたのだろうと思う。

 NHKのサイトに「7割強」「7割弱」と言ったら何を指すのかを年代ごとに調査した結果がある。

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NHKの開設より)この2つを合わせて見てみると、若年層では「幅が広い」解釈を含めていろいろな考えがなされているのに対して、60歳以上の人たちは[7割強=71%以下][7割弱=69%以上]というように「幅が狭い」、やや厳しめの「渋い」とらえ方が一般的であることがわかります。
「7割強」は何%? | ことば(放送用語) - 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所

 他にも「断続的」といえば、「止まったり続いたりを繰り返すさま」を表すが、これを誤って「ずっと途切れることなく続くさま」を表すと勘違いしていた。この手のそもそも遭遇することが少ない上に、勘違いしていてもそれほどコミュニケーション上致命的な誤りにならないものは、割と間違えて認識したまま過ごしている言葉が多い。