じっぱひとからげ

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クソ高いと思っていたシネマティックフィルム¥255,000の完成度が高くて満足した話

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結婚式を終えてから、約1ヶ月半後に¥255,000支払った結婚式のムービー シネマティックフィルムが納品された。上記記事の中でもふれているが、費用明細の中でかなり目立っている。

25万…。結婚式に関する費用を積み上げていると、金銭感覚が麻痺してくるとよく言うが、この25万にはずっと違和感があった。アールイズの結婚式のムービープランには2種類ある。

■スタンダード(12万)
・視点がほぼ一定の記録のためのムービー のみ

■シネマティックフィルム(25万)
・視点がほぼ一定の記録のためのムービー
一眼レフカメラで撮影された素材を使い、人の意志入れをしたストーリー仕立てのムービー

「ムービーなんか結婚式後に1回くらいは見るかも知れないけど、この先、一生みることなんかない」そう言って嫁を説得しようとしたが嫁は聞かなかった。

しぶしぶ25万を支払った結果としては良かった。嫁は何度も何度もそのムービーを見ているようでかなりご満悦の様子である。逆に、スタンダードの視点がほぼ一定の記録のためのムービーはただダラダラ長い動画なので、もう二度と見ることはないと思う。

撮影はシネマティックフィルム用の要員が追加されていたので、撮影担当の人件費と、制作する人の人件費だけを考えれば割高な気もするが、映像に対する人の意志入れの部分に価値があると思っている。

シネマティックフィルム用にセリフを撮ったり、手元を撮ったり、着替えのシーンを撮ったりする。これらは自然な様子を撮影するのではなく、カメラマンによる簡単な演出が入る。撮影するときに「こういうポーズをおねがいします」「カフスボタンをさわりながらこっちを見てください」「下からカメラが徐々に上がってくるのでそこで笑顔です」残すためにつくられた映像を撮るのである。

さらに、式の最中の映像も新郎、新婦、参加者の笑顔になる瞬間を切り取ってつなげる部分も人の意志によって切り貼りしてくれる。これらは機械的な単純作業では難しいだろう。人が実際に見て、切り取って、音楽にあわせてつなげる。友人の結婚式で使うムービーを編集したことがあるので、このあたりの編集はかなりクリエイティブな脳を使うのでとても難しく大変なことはよく知っている。

演出された映像を撮り、もっとも映えるように人の意志によって切り貼りされたシネマティックフィルムは何度も見返したくなるような、コンパクトでギュッと式の様子を詰め込んだ良い作品に仕上がっている。かなり値は張るが、このクリエイティブな部分は誰でも簡単にできるような仕事ではない。故にこの価格なのだろうと思う。

シネマティックフィルムを選択するとどうしてもついてきてしまう「視点がほぼ一定の記録のためのムービー」はクソ動画なので、これをなくして少しお安くしてもらえないか、とは思った。

 

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