UiPath入門(4)〜UiPath RPA Academyの教材を使い倒す
UiPath入門(1)でも書いたように、UiPathはUiPath RPA Academyという無料で利用できるオンラインの教材が充実している。
UiPath AcademyのRPA Developer Foundationを受講すればUiPathによる自動化開発の基礎すべて網羅できるので初学者はまずここで学ぶのが良い。基本的には英語がベースではあるが、動画の教材は日本語字幕にも対応している。
- UiPath RPA Academyのコースを修了すると修了証書がもらえる
- UiPath RPA Academyに登録する
- コースを選択する
- RPA Developer Foundationの進め方
- Orchestratorについてはこちら
- UiPath入門シリーズはこちら
UiPath RPA Academyのコースを修了すると修了証書がもらえる
今日は日がな一日UiPath AcademyでRPA Developer Foundationをどっぷりこなして、無事Final Testに合格したのでDiplomaをもらった。こんなもの何の役にも立たないと思いつつも、なんとなく形になるのは少しうれしいものだ。
もちろん、コースの受講からFinal Testまですべて無料で受けられる。
コースは全部で14レッスンある。UiPathとは?という入り口から、自動化で想定される使われ方はほぼ全て網羅されていると考えて良い。ここで扱われていないのはUiPath Orchestratorによる運用だけだ。おそらく今後、UiPath Orchestratorによる運用設計に関するコースも登場するのだろう。
- Lesson 1 - Introduction to UiPath
- Lesson 2 - Variables, Data Types & Control Flows
- Lesson 3 - Data Manipulation
- Lesson 4 - Recording
- Lesson 5 - Advanced UI Interaction
- Lesson 6 - Selectors
- Lesson 7 - Image and Text Automation
- Lesson 8 - Advanced Citrix Automation
- Lesson 9 - Excel & Data Tables
- Lesson 10 - PDF
- Lesson 11 - E-mail Automation
- Lesson 12 - Debugging & Exception Handling
- Lesson 13 - Project Organization
- Lesson 14 - RPA Developer Training Recap
- RPA Developer Foundation Training - Feedback Form
- RPA Developer Foundation Training - Final Test
UiPathはCitrixでも使えるぜ!ということをどうしても売り出したいらしく、Lesson 8は全部Citrixの話を扱うという手厚さ。UiPathはやたらとCitrix押しだが、はたしてCitrixで使いたい人がどれほどいるのかは疑問。
しかも、Citrixでも使えるぜ!と言いつつ、結局ただCitrixのウィンドウを画像としてとらえてOCRしたり、Imageとして扱うだけなのでそんなに声を大にして誇らしげに語るほどのことも無いような気がしなくもない。
1つのレッスンの構成はおおよそ1時間程度で終わる構成になっている。詳細は後述する。
- 動画の視聴(20分程度)
- 資料による学習(10分程度)
- 実機での演習(10分程度)
- 確認テスト(15分程度)
UiPath RPA Academyに登録する
UiPath RPA Academy でREGISTERをクリックする。
必要情報を記入してCONFIRM
国と会社名を記入してCONFIRM
ここで仮登録が完了。送られてきたメールを開く。
メールのhereをクリックして本登録が完了。
先ほどのUiPath RPA Academyのトップページに戻って、SING INする。
コースを選択する
現時点で選択できるのは、以下2つ。まずは、RPA Developer - Foundation Trainingの + ENROLLを選択する。
- RPA Developer - Foundation Training
- RPA Developer - SAP Automation Training
SUBSCRIBEをクリックする。
受講のエントリーができたので、PLAYをクリックする。いよいよここからRPA Academyによる講義が始まる。
RPA Developer Foundationの進め方
STARTをクリックして開始する。
Lessonの最初は必ず動画から始まる。ボリューム変更のバーの右側のメニューボタンで字幕の言語を変更できる。RPA Dveloper Foundationの中で唯一日本語で見ることができるのはこの動画だけなので、日本語で見たい人はここで字幕の言語を変更する。
動画を最後まで見終えるとNEXTの鍵マークが消えてUNLOCKされる。動画はどのLessonも20分近くあって、かなりボリュームがある。少し冗長だと感じる人はシークバーで終端まで飛ばしても良い。動画の再生が終端までたどり着くことがUNLOCKの条件になっているので、飛ばしたい人はシークバーを終端へ。
次は、ダウンロードした資料による学習。ここはDOWNLOADがUNLOCKの条件になっているので、DOWNLOADが完了すると見ても見なくても次に進める。
Lessonの最後は、そのLessonで学んだ知識の確認テストがある。10問出題され70%正解することがLesson修了の条件になっている。
70%を下回った場合は何度でも再受験できる。ただし、どれが正解だったのか不正解だったのかも教えてもらえない上に、問題も変わり、選択肢の順番も変わる仕掛けになっているので、多少は不正しにくくなっている。もちろん、その気になればなんとでもなってしまうし、問題もおそらく感覚的には20問程度のうち10問が出題されているという程度の量なので、数打てば70%は越えられる。
70%以上で合格。これでLesson1修了。
70%を越えると、正解していた部分だけはフィードバックされる。ただし、70%なんて楽勝と侮るなかれ。最後の最後、Lesson14まで終えた後のFinal Testは全範囲から45問出題されて70%が合格ラインになる。とりあえず70%超えればいいんでしょ、とゆるゆるとLesson14まで進めると、最後のFinal Testで泣くことになるのでしっかりおさえるところはおさえておこう。
Lesson1が修了すると、次はLesson2が始まる。
全レッスンを再掲する。真面目にやると最低でも15hくらいはかかるであろうと想定されるかなりのボリュームなので、心してかかるように。逆に言えば、UiPathを使うにあたってこの14Lessonさえおさえておけば困ることはないレベルの開発ができるようになるはずなので、UiPath開発に携わる人はこれくらいはおさえておこう。
- Lesson 1 - Introduction to UiPath
- Lesson 2 - Variables, Data Types & Control Flows
- Lesson 3 - Data Manipulation
- Lesson 4 - Recording
- Lesson 5 - Advanced UI Interaction
- Lesson 6 - Selectors
- Lesson 7 - Image and Text Automation
- Lesson 8 - Advanced Citrix Automation
- Lesson 9 - Excel & Data Tables
- Lesson 10 - PDF
- Lesson 11 - E-mail Automation
- Lesson 12 - Debugging & Exception Handling
- Lesson 13 - Project Organization
- Lesson 14 - RPA Developer Training Recap
- RPA Developer Foundation Training - Feedback Form
- RPA Developer Foundation Training - Final Test
自動化の実装は結果が同じでもアプローチが複数あることが多い。そのアプローチの数は、ツールについてよく知っていればいるほど増える。ツールに強くなることは自動化実装のアイディアをふくらませることにつながるので、一辺倒ではなくいろいろなワザを持っておいたほうが良いだろう。