じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

Youtubeからコミュニティガイドライン違反を宣告された話

Youtubeから真っ赤な画面で警告された。

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いやいや、ちょっと待ってくれよ。そんなコミュニティガイドラインに違反するような動画はアップロードしていないって。(12月18日にアップロードした動画への警告なので、受信日はJSTではないのかもしれない?)

Youtubeは主に自分でピアノを弾いた様子を公開するのに使っているが、旅行に行ったときの様子を編集したムービーなど、限定公開で共有するため、あるいはただ単純に自分への保存のために非公開でYoutubeでアップロードしているものもある。

先日、初めて嫁に髪を切ってもらった。その様子を開始から終了までのタイムラプスを作ったら面白いかな?とMacBookのカメラで動画を撮影してアップロードしたらYoutubeから警告があった。

完全に罪を犯した人間へのメッセージであり、「違反」「ペナルティ」の文字が刺激的である。この違反はイエローカードのように蓄積されていく*1 

複数の違反警告
1 回目のコミュニティ ガイドライン違反では警告が行われます。3 か月間に警告を 2 回以上受けると、次の措置が取られます。

2 回目の違反警告: 3 か月間にコミュニティ ガイドライン違反の警告を 2 回受けると、2 週間はそのアカウントから YouTube に新しいコンテンツを投稿できなくなります。その後問題がなければ、2 週間後にすべての権限が自動的に回復します。違反警告はそれぞれが発行されてから 3 か月後に有効期限切れになります。

3 回目の違反警告: 3 か月間にコミュニティ ガイドライン違反の警告を 3 回受けると、そのアカウントは停止されます。

これは実はかなり重い罰なのである。では、コミュニティガイドラインとはいったいどのようなものなのか。コミュニティ ガイドライン - YouTube より

ヌード、または性的コンテンツ
YouTube では、ポルノや性的なコンテンツを許可していません。これに該当する動画は、たとえ自分自身を撮影したものであっても、YouTube に投稿しないでください。また、YouTube は警察当局とも密接に協力し、児童に対する搾取を通報しています。

有害で危険なコンテンツ
他者、特に子どもに対して大けがにつながる危険性のある行為を促すような動画を投稿しないでください。そのような有害または危険な行為を含む動画については、内容の程度に応じて年齢制限を設けたり削除したりすることがあります。

暴力的で生々しいコンテンツ
視聴者に衝撃や不快感を与えるような、暴力的で残酷な動画は投稿しないでください。刺激の強い内容を含むニュースやドキュメンタリー動画には、閲覧者が内容を理解できるように十分な情報を付加するよう心がけてください。また、暴力行為を促すことは禁じられています。

著作権センター

著作権を尊重してください。自作の動画または使用権を認められた動画のみアップロードするようにしてください。つまり、必要な許可を受けずに自作ではない動画をアップロードしたり、他者が著作権を所有しているコンテンツ(音楽トラック、著作権保護された番組の一部、他のユーザーが作成した動画など)を自分の動画で使用したりしないでください。詳しくは、著作権センターをご覧ください。

不快なコンテンツ
Google のサービスは自由に表現するための場ですが、人種、民族、宗教、障がい、性別、年齢、国籍、従軍経験、性的指向や性同一性に基づく個人や集団への暴力を助長または容認するようなコンテンツ、またはこうした特性に基づいて差別を扇動することを主な目的とするコンテンツは投稿できません。明確に線引きすることが難しい場合もありますが、保護対象グループへの攻撃を主な目的としたコンテンツは規定に抵触します。

脅迫
略奪、ストーカー行為、脅迫、いやがらせ、恐喝、プライバシーの侵害、他のユーザーの個人情報の漏えいといった行為、また、他のユーザーを扇動して暴力行為に走らせたり、利用規約に違反させたりすることも許されません。こうした行為が発覚した場合、その当事者は YouTube から永久に追放されます。

スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺

スパムは迷惑行為です。動画の視聴回数を増やすことを目的として、誤解を招く説明、タグ、タイトル、またはサムネイルを作成しないでください。コメントや非公開メッセージを含め、不特定多数に向けたコンテンツ、迷惑なコンテンツ、同じコンテンツを大量に投稿しないでください。

いやいやいや、ないないない。いったいどんな判断で何に引っかかったというのか。異議申し立てをするぞ。「理由:散髪の様子を収めただけの動画です。コミュニティガイドラインを確認しましたがどれにも該当しません。」

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それから約24時間後にメールが届いた。あなたの動画はコミュニティガイドライン違反ではないと判断しました、とのこと。

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 さて、ここで気になるのは「一体、何に反応したのか?」というところである。

嫁とも話をしてみたが、心当たりがあるとすれば、ただの散髪といえば散髪だが、見方によっては「人をイスに固定して、刃物を突き立てている映像」という見方もできなくはない。しかも、散髪されている間、視力の低い私は裸眼だったので目を細めてものを見ようとしてしまう。ゆえに、眉間にしわをよせたような状態で一見すると苦痛を受けている人と認識されてもおかしくない。自分で動画をみても険しい顔をしているなと思うほどだ。昨今の顔認識の技術をもってすれば解析によって「この動画は、人をイスに固定して、刃物で拷問している様子」と動画解析によって解釈できなくもないだろう。

これまでいろいろな動画をアップロードしてきたが、コミュニティガイドライン違反の警告を受けたのは初めてだったのでとても興味深い経験だった。