じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

信じられないほどうまい親子丼 鳥藤の"親子丼・塩"

土曜日のお昼に築地市場でランチをしようと思い立ったのがピークであろう12時過ぎ。案の定、築地市場は観光客でにぎわい、ほとんどのお店が行列をなしていた。家から築地市場がそう遠くないこともあって、列に並んでまで食べなくても良いかな、また今度ある程度覚悟をもって来たときにでも、と思っていたら、ある店舗だけ待っている行列がないことに気づく。

f:id:jippahitokarage:20140322121959j:plain(鳥藤 場内店 席は常にうまっているが、行列ができているわけではない)

鳥藤(とりとう)という、鶏肉の卸売り専門店だった。客の入りが少なかったのにはなにがしかの意味があるのかとも思ったが、お店の看板メニューである親子丼を食べてみて驚いた。 

f:id:jippahitokarage:20140322122929j:plain(鳥藤 親子丼・塩 700円)

こんなにうまい親子丼があったのかと。ブツ切りのもも肉がとてもやわらかい。さらに、一緒に添えられている鶏のダシがたっぷり白湯スープもまたうまい。

土曜日の築地市場は観光客でにぎわっており、多くの観光客はお寿司や海鮮丼が目当てでランチに来ているため、鳥藤にくることはないのだろう。そのため、鳥藤はランチのピークでもそれほど混雑していない。

これほどまでに美味しい親子丼が食べられるのであれば、観光客の人もぜひ足を運んでもらいたいが、実際に、来ている人の多くはリピーターである。入店するとともに、

「シオニゴウで」

と注文しているのだ。親子丼・塩 2合ってどんだけ食うんだよとご飯の量を指しているのかと少し驚いたが、実際には「しお2号」というアレンジメニューのことだった。親子丼をおしているこのお店は"親子丼しお2号"や"シンガポールチキンライス"という鳥藤オリジナルメニューを出している。このあたりをせめるのはやはり鳥藤のファンであり、最低でも2回目以上の来店であると考えられる。

シンガポールチキンライスが気になって仕方がないので、また鳥藤に行きたい。

2014/06/24 追記
気になったので、行ってきた。
鳥藤のシンガポールチキンライスを食べた。 - じっぱひとからげ