じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

新型コロナウイルス理由での結婚式キャンセル料の負担

結婚式をキャンセルした記事のアクセスが増えている

 ここ数日頃の関連の影響か結婚式を半年前にキャンセルした記事のアクセス数が少しずつ伸びている。

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おそらく昨今の新型コロナウイルスの影響により結婚式を取り上げるかあるいは強行するかというところを悩んでいる人たちが多いのだと思う。同じような境遇にあっている結婚式準備中の皆さんの参考になればと思い記事にまとめてみる。

前提

 私は法律の専門家でもなければ、結婚式ビジネスに関する専門家でもない。ただ、かつて結婚式を予約したが、式場の対応の悪さからもめて結婚式をキャンセルしたという経験とに基づいてのみ書く。

 私の経験は、新型コロナウイルス云々といった天災によるキャンセルではないので、同じ対応になるとは言えないので、実際にどのような判断をすべきかというところは、専門家に相談してほしい。あくまでも参考程度、とお考えいただければ。

式場のキャンセル料の負担は避けられない?

 結論から言うと、泣き寝入りしかないというのが私の答えだ。

 なぜなら結婚式場サイドからすれば、

「世間がどのような状態になっていたとしても、何としてもお二人の幸せな式をあげさせていただきたい。そのために我々は全力でサポートさせていただきます」

と宣言さえすれば、それ以外の理由でのキャンセルは「自己都合」ということになる。このロジックがある限り、基本的には結婚式場側に対して主張するネタがないのである。

 キャンセル料を負担しなくても良いケースがあるとすれば、結婚式場都合で式が挙げられないというケースだ。たとえば、結婚式場側のスタッフから新型コロナウイルスの罹患者が出て、結婚式場そのものの機能を停止しなければならないというケースだ。逆に言うと、これに匹敵するほどの理由がない限り手付金を取り返したり、キャンセル料を負担しないというのは難しい。

キャンセル料の負担を免れる方法はないか?

 私がかつて結婚式場をキャンセルした時は、契約内容に忠実に実行するとすれば、手付金の10万円に加えて、全費用のうち何割かをキャンセル料としてさらに追加で支払うという内容になっていた。しかし、式場側は、彼らの不手際もあったという非を認めた上で「10万円は返金しないが、追加の請求はしない」という提案をしてきた。記事にも書いたように、納得はしていなかったがこれ以上彼らと不毛なやりとりをするのは時間の無駄だと判断し10万円を諦めた。

 結婚式場側としても、このような非常事態に、幸せいっぱいの二人に対して、無慈悲な対応をしたという噂が経てばビジネスに影響が出てしまう。そこで、彼らとしても経営へのダメージをできるだけ少なくしつつ、お互いが不幸にならない範囲で落としどころを探そうとするだろう。ここは結婚式側との交渉になるだろう。

勝ち負けを忘れてまずはコミュニケーションを

  参考程度に、と冒頭の「前提」で書いているのは、キャンセル料負担しなければならないかどうかは一概には言えない。まずは、この誰も経験したことのない状況に対して、自分たちはどうしたいのか、またそれに対して、結婚式場側には何をお願いしたいのか、感情的にならず、どちらが勝ったとか、どちらが負けたかという話は一度忘れて、コミュニケーションを取ってみることから始めたほうが良い。

 このような状況に遭遇してかわいそうな私たち、と自分たちのことだけを主張するのではなく、結婚式場側のことも考慮するしなければならない。彼らもなにも慈善事業で結婚式を挙げているわけでもあるまい。彼らにとって結婚式というのはビジネスであり、彼らも彼らで新型コロナウイルスという経験のない危機により、そのビジネスを脅かされているのである。

 お互いに、どこまでは譲歩できるのかといったところを感情をいったんおいて、落ち着いておとしどころを整理するしかないのである。