甘く煮るだけでは能がない 金時豆に新たな活路を からうまチリコンカルネの作り方
メキシカンチリコンカルネのスープパスタという名前のカップスープが好きで、家に常備するほどだった。メキシカンチリコンカルネってなんだかよくわからないけどうまい。
そういえばチリコンカルネってなんだ。
検索すればレシピが山ほど出てくる。アメリカのメキシコ風料理、テクス・メクス料理の一つで、ひき肉と玉ねぎを炒めて、トマトと水煮した金時豆を入れて煮込んだ料理である。
ここで紹介しておきたいのは、何が何gで、なにをきつね色にになるまで炒めてという類の話ではない。あの甘く煮て提供されるあの金時豆をトマトと煮込んで辛くして旨いというこの逆引きをぜひ知ってほしい。
ひき肉と玉ねぎを炒める。
トマト缶を入れ、香り付けにローレルの葉を入れる。
ここであらかじめ水煮しておいた金時豆を投入。コンソメを入れて塩コショウとケチャップで味をととのえる。
カイエンヌペッパーで辛味を、クミンシードでさらに香りをつける。クミンシードこそがメキシカンな香りを放つ。これが入った瞬間に急にチリコンカルネになる。
金時豆たっぷりのチリコンカルネの出来上がり。
基本的にはミートソーススパゲティのソースを作る要領で、豆と辛さをつけるカイエンヌペッパーとクミンシードが入ればチリコンカルネに派生するという認識で良いと思う。
金時豆にもあらたな活路を。