じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

不正利用?SBIカードから「海外で43万円のカード利用があった」と連絡が来た話

自称SBIカード(確認後、本物であることがわかった)から嫁に電話がきた

「ねえ、なんかSBIから私のカードが不正利用されたって電話きたんだけど」
と電話をしながら嫁が話しかけてきた。

「ちょっと待って。なんでSBIからだと思ったの?本当にSBIからなの?名乗っているだけじゃないの?代わって。」

「もしもし、電話代わりました。」

「もしもし、カードの不正利用があったため無料でカード番号の変更と新しいカードの送付をご案内しております」

「あのー、私はあなたを本当にSBIカードの人かどうかを判断できないのですが」

「であれば、ご案内する電話番号にご連絡いただいて、私AAAを呼び出しいただければと思います。03-XXXX-XXXXです。」

「東京ですか?通知の番号を見ると横浜から電話がきているように見えるのですが?」

「こちらの番号と同じです」

(ちょっと何を言っているのかよくわからないが、SBIカードの公式の窓口番号*1だったので、とりあえずここにかけてみることに)

「では、こちらにかけますね。念のため下の名前も教えてください。」

「AAA BBBです。」

「ありがとうございます。それでは失礼します。」

一度電話を切った。

すぐにSBI公式の問い合わせ窓口に電話をした

「カードの不正利用があったと案内がAAAという方から電話があったので、代わってほしいです」

「ご連絡ありがとうございます。ご本人確認をしますので、お名前、ご住所、お電話番号をお願いします」

名前、住所、電話番語を伝えると電話が転送された。

「ご連絡ありがとうございます。さきほどもお伝えさせていただいておりましたとおり、無料でのカード番号変更と再発行をご案内しております。」

「では、お願いします。」

ここからはカードの持ち主である嫁に電話を代わり、いくつか質問された様子。

・カード番号をブラウザに残していないか
・定期的にウイルスチェックをしているか
・他人にカードを見せていないか
・親族等の目に長くふれるような場所にカードをおいていなかったか

質問はカード番号の流出経路の特定に関する質問であることは容易に想像できた。「親族」というキーワードが出て来るあたり、闇が深い。親族のカードの券面を盗み見て使われるというケースが横行しているのかもしれない。

もう一度電話を代わってもらった。

「ちなみに、ここからは興味関心で聞くんですけど、どういう利用に対して不正利用の可能性を疑うのでしょうか?」

「弊社ではカード利用履歴を24時間監視しております。今回の件は、これまでのカード利用履歴からは考えにくい海外でかつ43万円という高額の利用だったため、不正利用ではないかとご本人に確認しているというしだいです。」

「不正利用ではないか?と疑いがかかるまでの時間はどれくらいなのでしょうか?」

「今回の件ですと、本日の01:06(JST)に43万円の利用があり、この時間(13:00(JST)ごろ)に連絡差し上げています。」

「たしか、このカードの上限は30万にしてあったので43万円も使えなかった気がするのですが。」

「結果としては、与信額不足として利用はされておりません。被害は特にありませんでした。」

「わかりました。ありがとうございました。」

結局、被害はなかったものの、本当にこういうことが起こるんだなという事例としてとても興味深かった。と同時に、嫁は自称SBIの電話であってもだれでもかれでも信用し過ぎるので「知らないおじさんとお話しちゃだめ」とあらためて教育した。カードの不正利用を案内してくれたSBIは、SBI本人であることを確認したいという客のために公式の番号を案内する流れもしっかりしていたので良かった。

鶏むね肉のうまいやつ

我が家で「鶏むね肉のうまいやつ」と呼ばれているのがこちら。

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鶏むね肉のうまいやつの作り方

・鶏ムネ肉2枚に塩をしてジップロックの袋に入れて空気を抜く
・炊飯器に袋ごと入れてひたひたになるまで熱湯を注ぎ保温にする。
・1時間保温したら袋を取り出す
・鶏ムネ肉の中心が淡いピンク色になっていればOK。これ以上保温してしまうと、鶏ムネ肉の中心は白くなり固くなってしまう。ギリギリを攻めるのが良い
・しょうゆ、ごま油、お湯でといた創味シャンタン液、輪切り唐辛子をまぜたタレにつける
・できるだけ薄くスライスした玉ねぎをのせて、スプーンでタレをすくってうえにかける
・タレはたくさん作る必要はない。全体に浸かっていなくても浸透圧で染み込むので気にしなくて良い。

美味しく作るポイントは保温時間

なんといっても火の通り具合が重要である。写真にあるように、ぷりっとした食感を残すには火を通しすぎないことに気を配る必要がある。鶏むね肉は火が通り過ぎると固くなってまったくの食べ物になってしまう。

むね肉を1枚で作る場合と2枚で作る場合で保温時間は変わるし、炊飯器の特性にもよるのである程度の試行錯誤が必要である。初めて作るときはまずは45分で取り出してみて、追加する時間を調整してみるのが良い。

鶏むね肉はとても安い。安く美味しく食べられるこのうまいやつは、我が家ではすっかりおなじみになっている。

紙パックのカットトマトが使いやすくてお気に入り

 

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いままでは、カットトマトの缶詰を使っていたけれど、紙パックのカットトマトがあることを知った。
f:id:jippahitokarage:20170207192128j:plain紙パックは開けやすく、捨てやすいのでとても便利。

 

f:id:jippahitokarage:20170207191512j:plain口はミシン目が入っているので、手で切り取ってそのまま投入できる。トマトはパスタにスープにチリコンカルネにとなにかと使うことが多いので、自宅に常備している。

 

 

なぜふるさと納税の仕組みが成立するのか 未だにわからず食指が動かない

嫁から受けたふるさと納税に関する説明

まだ嫁が会社を辞める前の話。ふるさと納税をしたいと言うので、自分自身できちんと仕組みを理解した上で説明して欲しいという話をした。しばらくして嫁からは以下のような説明を受けた。

・思いのある自治体に寄付する
・寄付金の額と所得税率に応じた所得税と住民税が軽減される
・結果として実質2,000円の負担で自治体から特産物などのお礼の品がもらえる

なるほど。単純に寄付金による税の控除に対して「ふるさと納税」というわかり易いネーミングをしただけか。寄付のお礼としてたまたま自治体が何かくれるということね。

私のパーソナリティで言えば、この手の「理解して利用すればお得」というような仕組みについては、積極的に取り入れようとするたちであるという自覚がある。しかし、このふるさと納税についていえば、仕組みは理解したもののなんとなくもやもやとした思いがあった。

実質2,000円という響き

私は嫁の過去のお金の使い方についてよく知っている。まだ結婚する前の話ではあるが、1年以上も通っていないジムにお金を払い続けたり、某携帯キャリアの「実質0円」にのせられてスマートフォンに加えてiPadまで買わされたりしていたこともあり、嫁が説明する「実質2,000円」の響きに違和感を覚えていた。

そんな嫁のことなので、特産品がきたと大喜びして送られてきた肉や魚などを「実質2,000円でこんなに楽しめるんだよ」と楽しむところまでは良いものの、その喜びを終えた頃には後続の作業が煩わしくなって、ただ豪勢に寄付金を自治体に振る舞っただけということになりかねない。もちろん、寄付すること自体は悪いことではない。むしろ、思いのある自治体なのであれば積極的に応援し、寄付したほうが良い。ただ、受けられる控除はしっかりと受けてこそ、自治体も我々も得をして、互いにハッピーになるのが寄附の理想的な姿だと思っている。

彼女がその後、きちんと税金の控除受けたのかどうかはわからないが、これだけ幅広い人々にふるさと納税というキャッチーな言葉を打ち出して流行をつくり、金のにおいがぷんぷんするこの仕組みを本当にみんなうまく使えているのだろうかといささか疑問に思う。

これは私の勝手な想像だが、結局、寄付による控除の効果が大きい所得税率が高く、賢い高所得者だけがうまくこの仕組みに乗り、美味しいところを摘み取っているだけなのではないかと考えてしまう。我々は流行に踊らされるだけ踊らされて、ふるさと納税ビジネスに巻き込まれてはいないだろうか。ふるさと納税による返礼品をとりまとめたWebサービスは、なるほどうまいビジネスを作ったものだと感心する反面、狂気じみたものすら感じる。

今まさに住んでいる自治体のサービスに問題は出ないのか

嫁から説明を受けたときに感じていたもう1つの疑問は、今まさに住んでいる自治体に対して支払われるべき住民税による税収が確保されず、自治体のサービスに支障をきたすことはないのかということである。思いのある自治体を応援するあまり、今住んでいる自治体のサービスが立ち行かなくなるという問題は起こり得ないのだろうか。疑問に思っていた。

これは2017年2月2日の最近のNHKのニュースである。

www3.nhk.or.jp

案の定、東京23区では前年度の5倍以上の130億円の税収が減る見通しであるということが発表された。特に減少額が大きかった世田谷区では16.5億円減ったとのこと。次年度はさらに税収が減ることが見込まれており、区の一般会計の約1%にあたる30億円減少するとされているとある。

なんだ。たかだか1%か。1%減ったくらいで世田谷区のサービスが立ち行かなくなることなどないだろう、直感的にそのような感想をもった。世田谷区長はこう話している。

世田谷区の保坂区長は「30億円といえば学校ひとつ分に当たり、さらに増えていけば持続可能な公共サービスに支障を来すのは明らかだ。限度を明らかに超えているのではないか」と危機感をあらわにしました。

ふるさと納税 東京・23区は130億円の税収大幅減 | NHKニュース

東京23区だけ完全に割を食うこの仕組みに対して、23区内の区長は完全に憤りをあらわにしている。

正直、この1%が大きいのか小さいのかはよくわからない。ただ、少なくとも財源が減るということは何かしらのサービスが減ることを意味するということは住民として認識しておく必要があるとは思う。ふるさと納税は自分の住む自治体のサービスを下げてでも、他の自治体に寄付したいという意思表示であるといっても良い。

もちろん、この世田谷区が叫ぶこの財源1%なんて実は大した問題じゃないんだよ。むしろ地方は地方で地域創生に知恵を出して互いに競争し、市場原理の中で財源を奪い合うほうが良いのだ。という考え方もあるのかもしれない。ただ個人的には、それは行政を介してまでやらなければ成立しないものなのかと疑問に思う。

自分が感じていたもやもやの正体

結局何が言いたかったのかというと、やれふるさと納税だ、なんだかんだという話以前に、自分が好きな製品を買ったり、好きなアーティストのライブに行ったり、自分の好きなラーメン屋に足しげくかよったり、自分が好きなものに、正当な対価を支払うことこそが応援であるということをもう一度改めて考えたい。ということである。

税金の使い道がどうだこうだと言うことも大切かもしれないけれど、あなたはあなたがが知っている価値のあるものにその対価を払っているのかい?ということを考えて欲しい。

実質2,000円だからノドグロを食べよう。実質2,000円だから美味しい牛肉を食べよう。実質2,000円だから美味しいお米を食べよう。

これも一つの応援の形なのかもしれない。でも、この値段ありきの発想は、逆に言えば「実質2,000円程度の価値しかない」という安売りをしなければ世の中に受け入れられないということも意味していて、自分にはせっかくの地方の特産品を叩き売りしているように見えてしまうのである。このふるさと納税の仕組みをお試し価格という形で、地方がプロモーションとして活用出来ていて、返礼品が人気なだけでなく、売上が伸びましたという話しにつながっていればそれはけっこうなことだが、この仕組みで本当にプロモーションにつながるのか私には想像ができない。

まずは、お金の使い方として、自分だけがよく知っているこのサービスのここが素晴らしいというところに存分にお金を払い、クソみたいなサービスにはびた一文も払わない。この姿勢を貫くところから始めるべきなのではないか、そう私は思っている。

デザインの失敗 金魚の水セルフサービス

新潟県某所のラーメン屋さん。水は自分で取りに行くセルフサービスの仕組みであることを明示した案内が金魚の水槽の上においてある。もちろん金魚の水槽とウォータサーバは別なのだが、隣に置かれて水槽の上に「水セルフサービス」と書かれるといささか不安な気持ちにさせる。

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デザインの失敗シリーズはこちらへ。

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高価なBluetoothイヤホンを無くすリスクより コスパ重視で2,980円のQY19という選択

 あー、2万円のイヤホン死んだー。2万円のイヤホン死んだよー。もう高価なイヤホンで泣くのはもういやだ。もう高価なイヤホンなんて買うもんか。買うもんか。買うもんか。もう自分のことを信じないことに決めた。イヤホンは必ず壊れる、イヤホンは必ず無くす。もうこれ前提で。EarPodsも興味が無いわけではないが、あんなもの絶対無くすに決まっている。もうやめだやめだー。

過去に、保証期間内で壊れて修理したことがあった。

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実は、これ以外にもPowerBeats2の紛失騒ぎをしたこともあった。その時は、あー、2万円無くなったー、あーないー。終わったー。と嘆いていたが、PowerBeats2 Wirelessがあまりに使い勝手が良かったので、無くした直後に2つ目を購入した。

結果として、紛失していたと大騒ぎしていたが実際には机の奥に転がっていたというオチで、私は今現在2つのPowerBeats2 Wirelessを持っている。1つは私が、もう1つは嫁が使っていたのだが、そのうち1つが洗濯機の中で死んだ。2万円が死んだ。

2万円が、死んだ。

もう2万円が死んだ死なないでヒヤヒヤするのはもうたくさんだ。そこでコストパフォーマンスが最強と評価されていたQY8の後継機2,980円でQY19を購入した。壊れたり、なくしたりしてもダメージが少なく、パフォーマンスとしても満足ができるであろうという選択である。

 

f:id:jippahitokarage:20170131231236j:plainコスト削減ということもあるのだろう。シンプルなダンボールむき出しの色。余計なところにお金をかけていないあたりは好感がもてる。

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本体、USBケーブル、日本語マニュアル、英語マニュアル、交換用アタッチメント、以上。

想像以上のデキだった。もうこれでいいじゃん。2万のBluetoothイヤホンを買うくらいなら、QY19を壊しながら6個買うくらいの覚悟で十分通用する。たかだか3,000円程度のBluetoothイヤホンでここまでの性能とフィット感が得られるのかと思うと非常に感慨深い。

高価なBluetoothイヤホンを壊し、失い、打ちひしがれているみなさまにはぜひ。

 

 

デザインの失敗 結局何が言いたいのか わからない肉売り場

f:id:jippahitokarage:20150222164511j:plainかつて住んでいた成増の、ただ一度だけ訪れたスーパーの肉売り場。今日の特売品!人気売れてます!めっちゃ安い!!今、売れてます!ガチャガチャしていて結局何が言いたいのかわからない。

 

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