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じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

学習コストが低い 片手キーボード入力方式「片手ミラー配列(one hand mirror)」を考えたので製品化して欲しい。

Frogpadという製品を知ってから片手キーボードに憧れを持ち続けている。初代Frogpadは触ったことはないが、数年前にFrogpad2が発売されると聞いてウキウキしたものだ。*1

Frogpad2は開発中の段階からずっと情報を追い続けていて、いざ予約開始となったら先行予約してお金も入金したのに、結局Frogpad社の開発資金がショートして完成しなかった。払ったお金は結局戻ってきたけれど、片手キーボードへの思いは未だに捨てきれていない。

 

ないものは、自分でつくるしかない。

 

調べてみると、いろいろな方式が提唱されているようであるが、片手で入力できるようにチューニングするあまり、ショートカットを作りまくりということになると、覚えるのに時間がかかって使う気にはなれない。入力を重視するあまり、かな入力を採用して英語が打てないというのもいやだ。そこで、日本語も英語も入力でき、学習コストはできるだけ抑えた片手入力方式を考えた。

 

名付けて「片手ミラー配列(one hand mirror) 」

 

片手で操作する以上は打てるキーが約半分になる。その半分になったキーからCtrlやShiftのような修飾キーの「押しながら」を使って補完する。補完の仕方として、左手で操作できる範囲(赤枠)をちょうど鏡に写したように線対称になるキー(青枠)を補完する。

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例えばこのような形である。

・左手の小指「q」で右手の小指「p」を補完する。
・左手の薬指「w」で右手の薬指「o」を補完する。
・左手の中指「e」で右手の小指「i」を補完する。
(以下省略)

今回は検証用としてMacBookの日本語キーボードの「英数」を修飾キーとしてカスタマイズした。カスタマイズにはKeyhacを利用している。Keyhacの設定ファイルconfig.pyはこちらを参照(GitHub - watchan/one-hand-mirror)。

「"英数"+q」で「p」を入力
「"英数"+w」で「o」を入力
「"英数"+e」で「i」を入力

このように鏡になっているので、正しいタッチタイピングができている人であれば学習コストがおさえられる。

ただし、左手では絶対に届かないReturnやDeleteについては、
「"英数"+Ctrl+Tab」で「Return」
「"英数"+Ctrl+R」で「Delete」
と言った形で一部、鏡の構成に対して例外を許容せざるを得ない部分もある。

この入力方式の優れているところは、今現在、正しい指でタッチタイピングをしている人はすでにキー配列を覚えたことになるという点である。「あれはどうやって打つんだっけ?」ということがない分、学習コストが低いと言える。

実際に打っている様子はこちら。実装してから30分ほど練習すればこの程度は打てるようになる。もう少し練習すれば実用レベルになるかもしれない。


片手タイピング One hand typing (one hand mirror)

 

細かいところはGithubの設定ファイルを見て欲しい。目下の課題は、鏡の構成をとったときにあふれてしまう右側のキーをどうするのかである。

とりあえず、左側に寄せた形で「"英数"+Ctrl+各種キー」でなんとかやりくりしているが、左手と右手の対応がとれる鏡になっていないのでこればかりは覚えておくか、脳内で連想するか、キーボードの字を目で確認するしか無い。

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このあたりをもう少しブラッシュアップすれば、学習コストが少ない片手キーボード方式が確立できると思う。