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じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

寝ている間に煮込み料理するサーモス シャトルシェフが便利過ぎるのでおすすめしたい

2016年を振り返ると結婚に始まり、転職を機に引っ越しなど、公私ともに生活が大きく変わった年だった。お金の出入りも非常に多く、やれ結婚指輪だ、結婚式だ、新婚旅行だ、引っ越しだと本当にお金のかかる年だった。

ありがたいことに結婚という話を聞いて、後輩が数人がお祝いをくれるといってくれていたので、かねてから気になっていたシャトルシェフをみんなにお願いして買ってもらった。 2016年に買って(もらって)よかったものの1つである。

使い始めて1年近く経つのでその便利さについて少し書いておこうと思う。

もともと、水筒やタンブラーなどサーモス製品を愛用していたので、その保温の技術についてはよく知っていた。また、料理もよくするので、きっとこのサーモスの保温調理においても絶大なパワーを発揮してくれるであろうことは想像できた。

簡単な使い方はこちら。

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真空保温調理器シャトルシェフ/KBF-4501 | サーモス 魔法びんのパイオニア

このシャトルシェフの何が良いかというと、ガスやIHにかける時間が短くなるからガス代や電気代が安くあがる?いやいや、そんなものは大したことはない。このシャトルシェフが貢献するのは保温調理ゆえの安心感である。上記公式の使い方の「(3)保温調理中 つきっきりの必要がないのでゆとりの時間が生まれます」これに尽きる。

よく料理をする私から言わせると、料理の上手い下手は「味」だけではなく「効率」も重要だと思っている*1。このシャトルシェフは火にかけている間キッチンを離れられないという概念を覆し、通常長時間かかるとされる煮込み料理を寝ている間にこなすというはなれ業を実現可能にする。

上記手順でいくと、(1)加熱する、(2)入れる、(3)保温調理中 …寝る… (4) できあがり が可能なのである。いまどきのガスコンロもIHも安全のために自動停止する仕組みはあるものの、火にかけたまま寝られる人はいないだろう。しかし、保温調理であればこれ以上加熱されることはないので、何か危険なことが起こるという心配もない。長時間煮込む必要のある料理から「キッチンを離れられない」という概念を切り離したのは革新的であるといって差し支えない。

ただし、1点だけ注意があるとするとサーモスの技術の壁というべきか、物理法則の限界というべきか、シャトルシェフには越えられない壁がある。それは、保温調理中もわずかながら温度が下がっていくことである。当然、この世界に永久機関など存在しないので限りなく一定の温度を保ち続けることを目指すことができても、温度を下がらないようにするという仕組みは物理法則上ありえない。仮に温度の低下ゼロを目指そうとするとサーモスとしてビジネスが成立しない高額な鍋になってしまうことだろう。

このじんわりとした温度の低下についてサーモスは、以下のような警告を発している。

長時間(4人分で8時間以上)保温するときは、腐敗を避けるため、再度火を通しましょう。分量が少ないときは、保温力が低下するので、早めに再加熱してください。寒冷地では、火の通りが不十分なときがあります。このようなときには、もう一度加熱を行いましょう。

シャトルシェフのしくみ・使い方・メリット | サーモス 魔法びんのパイオニア

 何を言っているのかというと、このグラフを見て欲しい。

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シャトルシェフのしくみ・使い方・メリット | サーモス 魔法びんのパイオニア

シャトルシェフは一般の鍋に比べて、その保温力は圧倒的に高く、晩に加熱して保温調理を開始して、朝を迎えてもなおアッツアツで触れないレベルである。ここで注目したいのは、その温度変化の傾きである。非線形のこのグラフは時間を無限にとると室内の温度に収束することが想像できる。一般の鍋はシャトルシェフに比べて室内の温度に近づくのが早いが、シャトルシェフはその性質からじわじわと室温に近づいていく。このじわじわと室温に近づいていくことが、シャトルシェフにとって裏目に出るゾーンがある。それが、食中毒を引き起こす菌が最も繁殖しやすいとされる20℃〜50℃区間である*2

シャトルシェルはその性質から、菌の繁殖に最も適したじんわり温かい状態をもキープしてしまうため、サーモスの想定を越える長時間の調理はしないように、あるいは、再加熱するように警告している。

と少しおどし気味で注意を付け加えたが、グラフを見ればわかるように、6時間程度であれば70℃以上がキープされるので「保温調理していることを忘れてしまった」という極端な例でなければそこまで神経質になるほどのことはないとは思っている。事実、この1年近く使ってきて、だいたいは晩に加熱して朝取り出すということをしてきたので、腐敗が心配になるようなことはなかった。

とろりとやわらかい角煮もよし、じっくり豆を炊いてもよし、カレーもよし、おでんもよし。保温中にキッチンから離れられるとこうも料理は楽になるのかと実感できる。保温を仕掛けて出かけても良いわけである。

料理が好きな人にも、料理が面倒で楽にしたい人にもおすすめ。