じっぱひとからげ

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グリーン車Suicaシステムでは席を自由に移動できることに意外と気づかない

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東海道線横須賀線総武線快速湘南新宿ライン上野東京ライン宇都宮線高崎線常磐線等の普通列車グリーン車では、Suicaを利用した「グリーン車Suicaシステム」をによって車内改札を省略するという画期的な仕組みを採用している。

入場したSuicaにホームの券売機でグリーン券を追加することができる。モバイルSuicaなら券売機すら必要なく、いつでもどこでもグリーン券の追加ができる。グリーン券を追加したらそのままそのSuicaを握りしめてグリーン車に乗るだけ。この「グリーン車Suicaシステム」が大好き。

詳しい乗り方については、こちらを参照して欲しい。

JR東日本:Suica>利用方法>普通車グリーン券の利用>グリーン車システムのご利用

ざっくり言うと、グリーン車のシートの上に赤いランプが光っているので、そこにグリーン券が載ったSuicaをかざすと緑色に変わって自分の座席になる。グリーン車そのものが快適なのは当然だが、グリーン車に乗る手続きがほぼゼロになっていて、突発的に座ってビール飲んで帰りたい。となったときでも気軽に利用できる。やはり長距離の移動となるとグリーン車のありがたみは増してくる。

さて、このグリーン車Suicaシステムではランプを赤色から緑色に変えて正規の座席であることを明示して座席に座ることになっているが、実は、緑色のランプのときにもう一度Suicaをかざすと赤色のランプに戻る。そして、他の座席の上でSuicaをかざすとその座席が赤色から緑色のランプにになるのだ。つまり、座席の移動ができるのである。

もっと言うと、わざわざ緑色のランプを赤色に戻さずとも、緑色のランプで座席を確保しながら、そのSuicaで別の座席の赤色のランプにSuicaをかざしても、当然2つの座席が確保できるわけはないので、確保していた緑色ランプは赤色に戻り、新しくかざした座席が緑色のランプにかわるようになっている。これはすごい。

実際にやってみるとこう。左の座席にかざして緑色になった状態で、

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同じSuicaで右の座席にかざすと、左の確保済みの座席が赤色に戻り、右の座席が新しく確保される。

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この仕組みは、好奇心旺盛な人が「もう一回かざしてみたりして」「2つ目の座席にかざしてみたりして」とやってみないと気づかない。

私がこの仕組みに気づいたのは、たまたま座ったすぐ近くの乗客が死にそうなほどひどく咳き込んでいてうるさい上に、咳によってなにかをまきちらしていそうだったことと、グリーン券を買わずにランプが赤色のまま乗車しているという悪質な乗客だったので、距離をおきたいと思って席を移動しようとしたとき気がついた。

せっかくのグリーン車なので座席によって不快な思いをしないように、席を自由に選ぶのが良いと思う。