じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

旭川でジンギスカンを食べるなら大黒屋に行けば間違いない

北海道に長年住んでいたが、北海道の魅力というものを知ったのは東京に出てきてからのことだった。まわりの人で北海道に旅行に行ったことがあるという人の多さに驚く。北海道をおとずれた人々はみな食べ物が美味しいと口をそろえる。

北海道に旅行に行ったことがない人、あるいは、これから北海道旅行に行く計画があるという人から北海道出身だからというだけの理由で「おすすめのスポットを教えてほしい」とお願いされることがよくあるが、確かに北海道に住んではいたが北海道を楽しもうという目的まともに観光をしたことがないので、正直どこをおすすめして良いものかよくわからない。

この夏、嫁の両親をつれての帰省ついでに旭山動物園にいったりとあらためて北海道観光らしいことをしていた。さて、いざ旭川で食事をするということになったときにいったいどこを案内して良いものかわからなかったので、観光客に人気らしい大黒屋というお店にジンギスカンを食べにいった。

地元は旭川の近くではあったが、北海道民にとってジンギスカンといえば花見などのイベントの時に野外で食べるタレ付きのものであり、生ラムはあまり馴染みがなかった。

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まずはジンギスカン鍋に驚く。こんな鍋があったのか。

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中央がでっぱっていて、周囲が平らになっているというごく普通のジンギスカン鍋に見えるがでっぱり部分にスリットが入っていて、余分な油が下に落ちる仕組みになっている。生ラムを焼くことに特化したジンギスカン鍋なのか?

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最初の2,3枚は店員さんが焼き方の手本を見せてくれる。

f:id:jippahitokarage:20160815190251j:plain分厚く切ってあるラムのそれはクセがなく、さっぱりと食べられるのでいくらでも食べられてしまうのではないかとさえ感じてしまう。せっかく北海道に来たのだからジンギスカンを、という観光客にはとても喜ばれるであろうことうけあい。まわりの玉ねぎとねぎは「焼き野菜」として追加注文できる。これは大黒屋では0円でサービスしているのもうれしい。

予約せずに行ったので人気店ということもあり30分程度待ったが、また旭川で食事をする機会があれば立ち寄りたいと思わせるほど魅力的なジンギスカンだった。