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じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

プラネタリウムクリエイター大平貴之さんの話をきいてきた。

f:id:jippahitokarage:20140329084623p:plain( Cosmos 〜Buffalo Daughter (electric acoustic set)、青葉市子、Takuji、阿部芙蓉美 他出演〜 | EVENT SCHEDULE | SPIRAL WEB

プラネタリウムが好き過ぎて小学生からプラネタリウムをつくっていたという大平貴之さんが10年前に開発したMEGASTAR-IIの投影と音楽を楽しむというイベントにいってきた。音楽もさることながら、なにより開発者である大平貴之さんのトークセッションが面白かった。

大平貴之さんの紹介はイベントサイトから引用する。

大平貴之プラネタリウム・クリエーター)

大学時代に、専門企業でなければ製作不可能といわれていたレンズ投影式プラネタリウムを個人で完成させる。(株)ソニーに就職後も個人でプラネタリウム製作を続け、1998年に従来の100倍以上に相当する170万個の星を投影できる「MEGASTAR」を発表。2004年には「MEGASTAR-II cosmos」 がギネスワールドレコーズに認定された。家庭用に開発した「HOMESTAR」は世界累計65万台超を販売。国内外へのMEGASTAR設置のほか、イベントプロデュースや音楽、アートとのコラボなど多方面で活躍。信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」。

www.megastar.jp/

 大平さんの開発したMEGASTAR-IIは1000万個の星が投影できるという。銀河系には数千億個の星があるので銀河全体からするとごくわずかでしかないそうだ。

「やっぱりね、数の大きさの比較をするときに、直感で理解するためにはやはりお金に換算するのが良いんですよ。星1個が1円だとすると」

とはなし始める大平さん。夜空を自分自身で表現したいという人はさぞかしロマンチストなのであろうという先入観を華麗にぶっ壊し、お金という尺度をもって説明を始める。

「だから、MEGASTAR-IIは高級外車で、銀河系はもう高層ビルがバンバン立つような、そんな感じです」

わかったような、わからないような例えで会場から笑いをさそう。大平さんの話は、二人のナビゲータとの鼎談で、ナビゲータがプラネタリウム製作のきっかけについて大平さんに聞く。

「これがね、不思議なことに全然覚えてないんですよ。こんなに好きなものを始めたきっかけが記憶にないというのはどう考えてもおかしいんです。だからね、私は、何者かに記憶を消されたと思うんですよ」

会場は、半分笑い、半分ポカーン。大平さんのまじめなトーンで話されると、もしかしたらこの人は本当のことを言っているのかもしれないとも思いかねない。冗談ではないのかもしれない。

MEGASTARは携帯性に富んでいるということはプラネタリウムの中でも異色であり、そこが評価されているという側面もある。しかし、大平さんは自身の製作したMEGASTARの携帯性については、必然であったと話していた。

「実は、ずっと実家暮らしだったんです。小学生の頃から使っていた勉強机の上で作っていたので、投影するためにはどうやっても外に出す必要があったんですよ。他のメーカーさんは、決まった場所に、決まった大きさで備え付ければいい。でも私の場合はそうはいかなかっただけです。まずは、自分の部屋のドアの寸法を測りました。」

もはやどこまで本当でどこまでが面白いやつかわからない。とにかく、「あー、この人変な人だ(賞賛)」というのがすごく伝わってきた。イベントの中での大平さんのトークセッションはほんの少ししかなかったので、またお話を聞く機会があれば足を運びたいと思う。また、本も出されているようなので読んでみたいと思う。