高価なBluetoothイヤホンを無くすリスクより コスパ重視で2,980円のQY19という選択
powerbeats2洗濯して死んだ。
— 1/4 volvic (@watchan) 2017年1月29日
あー、2万円のイヤホン死んだー。2万円のイヤホン死んだよー。もう高価なイヤホンで泣くのはもういやだ。もう高価なイヤホンなんて買うもんか。買うもんか。買うもんか。もう自分のことを信じないことに決めた。イヤホンは必ず壊れる、イヤホンは必ず無くす。もうこれ前提で。EarPodsも興味が無いわけではないが、あんなもの絶対無くすに決まっている。もうやめだやめだー。
過去に、保証期間内で壊れて修理したことがあった。
jippahitokarage.hatenablog.com
実は、これ以外にもPowerBeats2の紛失騒ぎをしたこともあった。その時は、あー、2万円無くなったー、あーないー。終わったー。と嘆いていたが、PowerBeats2 Wirelessがあまりに使い勝手が良かったので、無くした直後に2つ目を購入した。
結果として、紛失していたと大騒ぎしていたが実際には机の奥に転がっていたというオチで、私は今現在2つのPowerBeats2 Wirelessを持っている。1つは私が、もう1つは嫁が使っていたのだが、そのうち1つが洗濯機の中で死んだ。2万円が死んだ。
2万円が、死んだ。
もう2万円が死んだ死なないでヒヤヒヤするのはもうたくさんだ。そこでコストパフォーマンスが最強と評価されていたQY8の後継機2,980円でQY19を購入した。壊れたり、なくしたりしてもダメージが少なく、パフォーマンスとしても満足ができるであろうという選択である。
コスト削減ということもあるのだろう。シンプルなダンボールむき出しの色。余計なところにお金をかけていないあたりは好感がもてる。
本体、USBケーブル、日本語マニュアル、英語マニュアル、交換用アタッチメント、以上。
想像以上のデキだった。もうこれでいいじゃん。2万のBluetoothイヤホンを買うくらいなら、QY19を壊しながら6個買うくらいの覚悟で十分通用する。たかだか3,000円程度のBluetoothイヤホンでここまでの性能とフィット感が得られるのかと思うと非常に感慨深い。
高価なBluetoothイヤホンを壊し、失い、打ちひしがれているみなさまにはぜひ。
デザインの失敗 結局何が言いたいのか わからない肉売り場
かつて住んでいた成増の、ただ一度だけ訪れたスーパーの肉売り場。今日の特売品!人気売れてます!めっちゃ安い!!今、売れてます!ガチャガチャしていて結局何が言いたいのかわからない。
デザインの失敗シリーズはこちらへ。
ハイドレーションシステムで登山が快適になった話
ライトユーザ向けの比較的難易度が低いと言われる登山ではたまにしかみかけないが、バックパックからホースがのびていて、チューチュー吸って水分を補給している人がいる。これがハイドレーションシステムである。2014年に八ヶ岳登山*1をするときに友人のすすめで買ってみたところ、思いの外使い勝手が良く登山を快適にしてくれた。それ以来、ハイドレーションシステムが気に入ってずっと使っている。
Platypus(プラティパス) ビッグジップLP 3.0L 25130
- 出版社/メーカー: Platypus(プラティパス)
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
ハイドレーションシステムの使い方
これがPlatypusのハイドレーションシステム。私は特に汗の量が多く、水分消費が激しいので最も大きい3LのBIG ZIP LP 3.0Lを使っている。一般的には日帰り登山で3.0Lもの水を用意するのは過剰であると思われるかも知れないが、こればかりは個人差がある。他にも1.0Lや2.0Lのタイプも有るので自分に合わせてサイズを選ぶのが良い。私の場合は、前日に水道水を入れておいて常温にしている。
バックパックにはだいたい背中の部分に袋がついているので、水を満たした袋を収める。3.0Lもの大きなハイドレーションシステムだと25L程度のバックパックにはきれいには収まらないが、バックパックの中で動かない用になっていれば特に問題はない。
これも登山用バックパックについているハイドレーションシステムのチューブを外に出すための「H2O」と書かれた穴があるのでそこにチューブを通す。
通したチューブを肩掛けにクリップで止めればハイドレーションシステムの装備完了。仕組みそのものは非常にシンプルな構造になっている。
チューブの先端の弁は二重になっていて、手でくるりと回すと1つ目の便が開く。これで飲める状態になる。登山中は常に飲める状態にしておくのが良い。口にくわえて飲むときは先端のシリコンを上下の歯で噛みながら吸うと袋から水が出てくる仕組みになっている。口にくわえて噛むまでは水が出る心配はない。
ハイドレーションシステムはカッコつけじゃない
自分で実際にハイドレーションシステムを使うまでは「アウトドア派の俺はバックパックから直接チューチュー飲んでますよ、ドヤァー!」というドヤ顔アイテムだと思っていたが、実際にはそうではない。ハイドレーションシステムを使うメリットというよりも、ハイドレーションシステムの機能そのものである「いつでも立ち止まらずに水分が補給できる」ということの利便性を強く感じている。
水分補給の頻度やその量は個人差がある。特に私は汗っかきなので、夏場の登山では尋常ではない量の汗をかく。ゆえに、頻度・量ともに誰よりも多く、数人で登山に行くときには他の人と水分補給のための休憩をとりたいタイミングが合わないことがあった。
数人で登山にいくときの休憩は頻度の多い順に大きく分けて3種類あると思っている。
(A)バックパックを背負ったまま、立ったままの水分補給
(B)バックパックをおろして、座ってエネルギー補給
(C)バックパックをおろして、座って昼食
数人で登山に行くときは、上級者や体力のある人にペースに合わせるとついていけなくなってしまうので、必ず初心者や体力のない人に合わせることになる。となると、自ずと休憩の頻度は多い人に合わせることになる。とはいえ、(A)の頻度が高い自分だけの水分補給のために全員を足止めしてしまうのは気が引けるので、他のメンバとあわせて水分補給を取るようにしていたこともあった。
ハイドレーションシステムを使い始めてからは、歩きながらでも水分補給ができるので、(A)のタイミングを他のメンバと切り離すことができ、飲みたいときに飲める。これにより精神的にも身体的にも非常に楽になる。今では「初心者や体力に自身のない人こそ、ハイドレーションシステムを利用したほうが良い」とさえ思う。ハイドレーションシステムは上級者のためのアイテムではない。初心者でも快適に山登りができるようにするための補助ツールである思っている。
熱中症対策にはこまめに水分を取ることが大切
熱中症対策としての水分補給は「こまめにとる」ことが良しとされている。
2015年8月に公開されているこちらの環境省の公式Youtubeチャンネルによれば、200〜250mlの水分を1時間に2〜4回に分けて補給するのが良いとしている。動画でも紹介されている通り、水分だけでなく塩分の摂取も重要とされているので、ハイドレーションシステムで水分を補給するほか、ナッツやビーフジャーキーなどおつまみのような軽食で塩分を補給すると良い。ハイドレーションシステムは中が洗いにくい構造なので、ハイドレーションシステムの水に塩を混ぜたり、スポーツドリンクを入れることは故障やカビの原因になるためやらないほうが良い。
ハイドレーションシステムの最大の欠点
水がシリコンくさい。
こればかりは避けて通れないが大きな壁である。チューブや袋をきれいに洗って乾かしていればにおいが緩和されると主張する人もいるが、口元の弁がシリコンでできているのでどうしてもシリコン味になってしまう。慣れれば気にならなくなってくるが、このシリコン味に抵抗がある人は残念ながらハイドレーションシステムは利用できないだろう。
毎回洗って乾燥させて片付け、利用するときにはすすいでから使うようにしているが、いつもシリコンくささが残っている。特殊なアイテムでチューブの中まで清掃すればにおいがやわらぐのかもしれないが、まだそこまでは試していない。
このシリコンくささをもってしても補って余りある「いつでも立ち止まらずに水分が補給できる」ことの快適さを経験してみて欲しい。登山がより快適になることは間違いない。
Platypus(プラティパス) ビッグジップLP 3.0L 25130
- 出版社/メーカー: Platypus(プラティパス)
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
netgeekにブログの写真を盗用された話
.@netgeek_0915 この記事(https://t.co/RMpKMItfvf )で私が撮影した写真が盗用されています。 (A)掲載を停止する または、(B)出典を明らかにするなど法律に従った「引用」の体裁を整えてください。 https://t.co/kCOYXEnPqf
— (@watchan) 2017年1月26日
盗用された写真
facebookだったのか、twitterだったのか、見ることになった動機は覚えていないが何気なく見ていたnetgeekの記事の中に、過去に私が撮影した写真とテーマも構図も全く同じ写真が掲載されていて驚いた。
私がアップロードしていた元ファイルは、20150718101458.jpgという名前だったが、ここに掲載されいているファイルは、designfail-8.jpgという名前にリネームされていた。しかし、このdesignfail-8.jpgというファイルにはJPEGのメタデータがそっくりそのままのこっていた。
JPEGにメタデータの痕跡、完全に一致
インスペクタを見てみると、Exifにご丁寧にデジタル化日時、つまり撮影日2015/07/18 10:14:58までしっかり残してある様子。 そうそう、池袋に引っ越した2015年7月に嫁と一緒にいった「イケスポ!」こと「池袋スポーツセンター」のエレベータの写真だ。
撮影したデバイスとして、私がGalaxy Note 5に乗り換えるまで使っていたSAMUSUNG SC-01F(Galaxy Note 3)であることまでしっかりと残っている。
念のため、オリジナルの本ブログの写真については以下の通り。netgeekが掲載している同じ構図の同じ写真の撮影日と、私のブログで掲載している写真のファイル名が完全に一致している。
もちろん、他のメタデータも完全に一致。
なんというかここまでくると、「『くそっ、盗用された!けしからん!』と私がこうして記事にまとめ上げるまで」がnetgeekの仕掛けた罠としか思えないような、証拠過剰っぷり。
興味を持ってたくさんの人に広めてくれるのは私にとってはうれしい話なので、「引用」の体裁を整えていただければ。
上品なおそばを彷彿させるつけ麺 麺や高倉二条
数少ない京都の友人らとつけ麺にいってきた。お店の定番、全粒粉の麺を選択。全粒粉の麺かゆずの麺を選択できる。
噛むごとに小麦の香りがひろがり、喉越しがつるりと心地良い。魚粉のスープは魚粉は抑えめだけれど味がしっかりしていて、麺を引き立てる。全粒粉の麺のその色はもうおそばそのもの。盛り付けも器も上品で、落ち着いたつけ麺といった印象。
お店の入り口も落ち着いた粋な看板があしらってある。
中二心をくすぐる鋼の包丁を捨てて、結局、ステンレスの包丁に戻った話
これまでずっとステンレスの包丁を使っていたが、少し道具にこだわってみようかなと2年ほど前に鋼の包丁を買った。しかし、結局メンテナンスが面倒になり、ステンレスの包丁に戻った。
鉄のフライパンを捨ててテフロンのフライパンに戻ったときと同様の理由である。
jippahitokarage.hatenablog.com
包丁の素材とその特性
包丁の素材について整理しておく。
素材 | 研ぎやすさ | 切れ味 | 切れ味の持続 | 錆にくさ | 軽さ |
---|---|---|---|---|---|
鋼(炭素鋼) | ○ | ◎ | ◎ | ✕ | △ |
ステンレス | △ | ○ | ○ | ◎ | △ |
セラミックス | ✕ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
(Wikipediaの文言から表をおこしている。包丁 - Wikipedia)
それぞれ簡単に説明すると、
鋼の包丁は切れ味が抜群で、研ぎやすく、切れ味も持続するけれど、非常に錆びやすいのでしっかりメンテナンスしなければすぐに錆びて切れなくなってしまう。
ステンレスの包丁は切れ味は鋼にこそ及ばないが、非常に錆に強く、ほぼメンテナンスフリーで扱いやすい。鋼より研ぎにくいとされるが、研げないというわけではない。
セラミックスは他の包丁に比べて圧倒的に軽い。また、刃の色が真っ白なのでカラフルな柄を持つかわいいデザインのものも多い。ただ、セラミックスの包丁はその素材の性質から研ぐことが難しいという欠点を持つ。研がなくても良いほど硬いとされているが、実際には少しずつ切れ味は悪くなっていく。セラミックスの包丁を研ぐ場合はその硬さから通常の砥石では研げないため、ダイアモンドの砥石が必要になる。また、他の金属ほどの柔軟性がないため、局所的な衝撃に弱く刃こぼれする可能性が高い。
中二心をくすぐる鋼の魅力と扱いにくさ
これらの素材を並べてみたときに、私の中二心をくすぐったのはやはり鋼の包丁である。最強だが扱いが難しい。しっかりと手入れをしてさえしていれば、その威力に勝るものはない。鋼の包丁の力をひき出すも殺すもそなたの使い方しだいじゃ。鋼の包丁にはそんなワクワク感が満載であった。利便性を追うあまり包丁としての性能のうち最も重要視すべき切れ味を犠牲にするような、ステンレスやセラミックスは中二観点では邪道なのである。誰にでも扱えるように汎用的に作ったせいで、切れ味が犠牲になっているということは許されない。
さて、では実際に中二心をくすぐるその鋼の包丁を利用してみてどうだったのか。
鋼の包丁は使ったあとはすぐに洗って水分をしっかり拭き取ったあと、錆びないように油を塗っておく必要がある。そう、はじめは楽しかった。定期的に砥石で研いで、よく拭いて、油を塗ってしまう。メンテナンスも含めて楽しんでいた。しかし、鋼の包丁は本当に錆びやすい。本当に、本当に、あっという間に錆びる。特に、酸の強いグレープフルーツを切ったあとなどは盛り付けている間に錆びるほどである。
まったく手のかかる包丁だぜ、さて、錆を落として、研ぎ直してやるか。と楽しめたのは1ヶ月くらいなもの。もともと使っていたステンレスの包丁にすぐに戻った。
我々が食事の用意をする過程で包丁を使っている時間はせいぜい長くても15分程度で、その使用頻度もそう多くはない。たかだか15分程度の包丁の利用のため、すぐにきれいに洗って水分を拭き取って油を塗るというこの作業は非常に面倒くさい。もちろん、この作業はステンレスであろうともセラミックスであろうとも必要ではあるが、鋼の場合は少しでも水分が残った状態でおいておくと本当にすぐに錆びる。だから、あとから片付ける、は許されない。すぐに対処しなければならないというところが面倒なのだ。
扱いにくいが最高の切れ味を誇る鋼を選ぶのか、扱いやすいステンレスを選ぶのか、あるいは、白くてかわいいセラミックを選ぶのか、自分の料理のスタイルに合わせて吟味したほうが良い。
小さなホビーかんなでまな板のかんなかけ きれいなまな板は気持ち良い!
そばを打ち始めてから、切ったはずの麺がくっついたままになっていることがよくあるのが気になっていた。どうやら使い込んだまな板の中央部分が凹んでいるせいらしい。これまでまな板の老朽化に対するメンテナンスをしたことはなかったが、凹みは削ることで対処するのが一般的らしい。
というわけで、さっそくかんなを調達。まな板を買い替えたり、まな板をメンテナンスに出すよりは断然安い。
ものすごく小さいけれど、これ1つでまな板のかんなかけ完了。まな板が見違えるほどきれいになりました。気になっていた凹みもきれいに削り取れて満足。
もう少し大きいサイズの方がかけやすいかもしれない。
かんなをかけ始めた頃はこんなかんじ。包丁のあとが少しずつ削られて消えていく。
普段使っていない裏側は包丁の跡はないけれど、すっかり黒ずんでいる。
削ると、中のきれいな木の色が出て来る。
魚の焼印も削り取ってピカピカ。
人生ではじめてのかんなかけだったけれど、意外とできるものだ。このホビーかんなは玄翁でたたいて刃の調整をするのではなく、ネジを緩めて刃を出したり引っ込めたりしてネジを締めるような作りになっているのでかなりお手軽である。ただ、お手軽ではあるものの、刃の絶妙な位置での固定はなかなか難しい。こればかりは慣れるしかない。